39.THE WORST ORIGINAL ページ39
お父さんから渡された鍵
それを持って私はお父さんが住んでいた家に有剣と轟について来てもらい向かった
家の中に入ると、お父さんの訃報を聞いた部下達が泣いていた
私はそれを見て、お父さんはたくさんの人に尊敬され、支えられていたんだと思った
お父さんの書斎まで案内をしてもらい、部屋に入って机の引き出しの鍵を開けた
鍵を開けるとそこには、小さい頃に撮った家族3人の写真と私が小さい頃に書いた家族の絵と手紙、それから一通の手紙が入っていた
その手紙の表には、お父さんの字で“Aへ“と書かれていた
手紙を手に取り、開く
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Aへ
Aがこの手紙を読んでいるということは
私はこの世には居ないということだな。私の生き方のせいで
Aを沢山傷つけてしまってすまなかった。
辛かっただろう、どんなに謝っても許されないことは
分かっている。こんな私だが、分かっていて欲しい事がある
それは私がAを愛しているという事だ
たった1人の娘の人生を壊したことを私は後悔している。
私をどれだけ憎んでもいい、嫌ってもいい
ただ私がお前を愛していることは忘れるな
A、幸せになるんだぞ。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎父より
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涙で目の前が霞む、私があんなにも冷たく当たって
あんなにも酷い事を言ったとしても、あの人は最期まで私を守り、愛してくれた
ほんとに謝らなきゃいけないのは私の方だ
“ごめんなさい”たったそれだけの言葉をもっと早く伝えれていれば良かった
全てにおいて後悔しか残っていない、私は強く歯を食いしばりながら泣き続けた
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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2023年6月5日 2時