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35.THE WORST ORIGINAL ページ35

小田島
「…は?何言ってんだよ、嘘だろ?」










A
「ほんとだよ、私、みんなに嘘ついてた、助けてほしいなんて嘘、この人のことずっと好きだったから私この人とこれから過ごしてく、嘘ついてごめんね」










小田島
「それが嘘だろ?なあ、A、戻ってこいよ」











私は歯を食いしばって、鬼山に近づいた











A
「嘘じゃないよ」











そう言って私は鬼山にキスをした











小田島
「A?なにしてんだ?なんでだよ!」










A
「これでわかったでしょ?そういう事だから」











鬼山
「お前…めんどくせえ男だな…Aが言ってんだからそうだろ…?」











鬼山が私の腰に手を当てて私を引き寄せた











それを見て有剣は膝から崩れ落ち、うつむいた











ごめんね有剣












今の私、どんな顔してんだろ












その時、あの人の怒った声が聞こえた










泰志
「おい立てよ小田島!守りてえんだろ!好きなら無理にでも取り戻しに行けや!」











小田島
「…」











泰志
「前にあいつ言ってたわ、今のあいつにはお前が必要なんだって、そんなこと言ってた奴があんな事言うわけねえだろ!あの男になんか言われてんだろ、助けに行けよ小田島!」












泰志はやっぱりすごい、わかったんだ私の今の言動が嘘だってこと











泰志
「おい小田島お前言ってたじゃねえかよ、あいつを守るって約束したって、お前の覚悟ってそんなもんなのかよ!お前の覚悟がその程度なら、あいつは俺が貰うぞ」











泰志の言葉を聞いて、有剣は顔をあげて立ち上がった












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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2023年6月5日 2時

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