31.THE WORST ORIGINAL ページ31
[ガシャーーーーーン]
A
「何?!」
鬼山
「もー来たか…」
??
「A!」
その声を聞いて私は驚いた
A
「…え?、お父さん?」
私の目に映ったのは、お父さんだった
黒崎 君龍(父)
「Aを離せ、鬼山」
言葉が出なかった
あんなにも冷たく当たっていた私を助けに来てくれた
私達が鬼山組から狙われていたのは私の許嫁の話を断ったから
私の勝手な考えだけどお父さんは私の将来を勝手に決めたくなかったのかもしれない
お父さんが私に九龍に入れなんて言ったことは1度もなかった
私に九龍の話をした事は記憶に残っている中ではほとんどない
鬼山
「お父さん…あのねぇ…俺さぁ…Aと結婚したいんだよねぇ…」
黒崎 君龍(父)
「あの話は破談になったはずだぞ」
鬼山
「何勝手に破談にしてんだよ…俺はさ…あの時からずっとAが好きだったんだぞ…?それがお前のせいで…Aは俺以外の男なんか作っちまってさ…イラつくな…おい…捕まえろ」
鬼山が指示を出すと男達がぞろぞろと出てきてお父さんの近くにいた数人の護衛を撃った
A
「…っ!なんで撃ったの!何にもしてないのに!」
鬼山
「うるさいなぁ…邪魔だからだよ…Aのお父さんには何もしてないじゃん…」
A
「なんでそうも簡単に人を殺せるの!」
鬼山
「これが俺達のやり方だから…わかった?」
理解が出来ない、お父さんの方を見ると
数人が周りで血を流して倒れていた
私はそれを見て、膝から崩れ落ちた
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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2023年6月5日 2時