きっと大丈夫 2 (ページ28)

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28.THE WORST ORIGINAL ページ28

鬼山
｢俺と付き合えば殺さないでいてやるよ…今付き合ってるあの男と別れて…俺の女になったら俺はお前を殺さないし…あの男より幸せにしてやるよ…｣

A
｢は？ふざけないで、そんなの嫌に決まってるでしょ？｣

鬼山
｢じゃあいいんだね…？俺と付き合わないならお前の男殺すよ…？あとお前の大切にしてるお友達もね…？｣

鬼山はニヤァっと気味悪く笑った

A
｢ふざけんなよ、あんたはなんで私から大切なものを奪おうとするわけ？｣

鬼山
｢そんな口聞くなよ…知らねえよ…？どうなってもさぁ…｣

鬼山が私に近づいてくる

自由が効かない私に抱きついてくる

A
｢痛っ…離して！気持ち悪い｣

鬼山
｢ねえ…なんで俺の気持ちわかんないの…？なんで俺を突き放すんだよ！｣

首にはナイフを当てられていた

鬼山
｢なあ…俺と付き合えよ…お前が付き合うならさぁ…お前の大切な奴ら殺すなって俺が指示出してやるからさぁ…親父にも俺から言ってやるから…な？｣

私の体は震えていた、こいつの生気のない目、首に当てられたナイフ

耐えられなかった

鬼山
｢何とか言えよ…このまま何も言わねえならあいつら殺すよ…？いいの…？お前のせいであいつら死ぬよ…？｣

頭には有剣やみんなの顔が浮かぶ

みんなを守るには、こいつの言いなりになるしかない

A
｢…っ、わかった、あんたと付き合うよ、だからみんなには手を出さないで｣

鬼山
｢話が分かる子でえらいなぁ…じゃあこの瞬間から…お前は俺の女ってことだな…？｣

ニヤァっと笑い、私の顔を覗き込んだ

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