24.THE WORST ORIGINAL ページ24
落ち着くまでずっと有剣が傍で背中をさすってくれていた
??
「A!誰がもうお前を守らないって言った?」
その声を聞いて私は立ち上がってプールサイドの入り口を見た
村山
「鬼邪高辞める時、言ったろー?頼らないはなしだっていつでも相談しろ、駆けつけるからって」
私は良樹の顔を見て、また涙が込み上げてきた
A
「ごめん、有剣これだけは許して」
そう有剣言い残して、私は良樹の元まで走っていった
良樹は両手を広げて私を待っていた
その手の中に飛び込んでいく
声を荒らげながら泣く私を良樹は優しく受け止めてくれた
有剣にこんなとこ見せたくないけど、良樹は私からしたら
お兄ちゃんのような人、だから今私はすごく安心している
村山
「元鬼邪高キングはいつだってAの味方だからなー」
有剣が私を止めることはなかった
前に良樹について聞かれた
_______
小田島
「ねーA、鳳仙と鬼邪高が戦った時にさ、Aと一緒にいたバンダナの男って誰なの?」
A
「バンダナ?あー良樹のこと?」
小田島
「良樹?」
A
「そう、村山 良樹、あの人は私のお兄ちゃんみたいな人でね、私はあの人に色々助けてもらったの」
小田島
「へー、てことはAの家族みたいな存在って事ね」
A
「家族みたいは大きく言い過ぎだけど、まあそういうこと」
_______
私は良樹から離れて有剣の元に戻った
有剣は私の手を握った、その握った手はすごく力強かった
私はその手を強く握り返した
その時、急に大きな銃声が聞こえた
[バンッ!]
「うああああああああ!」
中越の近くにいた男の子が足を撃たれた
なぜか辺りが煙で包まれた
その瞬間、私は口に何か布を当てられそこから意識をなくした
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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2023年6月5日 2時