きっと大丈夫 2 (ページ19)

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19.THE WORST ORIGINAL ページ19

あの日家に帰ってから私はもう1週間外に出ていない

有剣からの連絡も、全日の皆からの連絡もあまり返していない

水を飲もうと立ち上がり、キッチンまで行く

途中にある棚の上に置いた写真を見る

棚の上には有剣や轟と撮った写真や全日のみんなとの写真が置いてある、その中に唯一1枚だけあるお母さんとの写真

その写真を見つめる、もうすぐ、お母さんが亡くなって4年が経つ

お母さんはお父さんに恨みを持った人に殺された、その紛れもない事実が今も私を苦しめる

[ピンポーン]

インターホンが鳴る

私は警戒しながらモニターを見る

そこには有剣と轟が立っていた

私は驚きつつも、急いでドアまで走ってドアを開けて2人を家に入れた、そして周りを確認してドアを閉める

小田島
｢A！どんだけ心配したと思ってんだよ、連絡もまともに返さねえし電話も出ねえ、轟ちゃんに聞いたら学校にも来てねえって、心配かけさせんなよ、よかったなんもなくて｣

轟
｢ほんとに何があった？あの日からおかしいぞ、あの日何があった？｣

私はうつむきながら2人の顔を見ることなく呟いた

A
｢何もないって、ただ体調が優れないだけ｣

轟
｢何かあるんだろ、なんで隠す？全日に移るって言った時、俺たちが守るからって言っただろ？｣

私はその言葉を聞いてずっと我慢していた涙を流して、床に崩れ落ちた

泣き崩れる私を有剣が抱きしめてくれる

轟
｢村山がお前を守り続けてたのは絶対なんか訳があんだろ、話してみろ、俺らを信じろA｣

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