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バーに着くと、もうAさんの出番が始まっていた










Aさんの歌声が頭の痛みを和らげてくれた










Aさんの家で飲んだ薬のお陰もあって










Aさんの出番が終わる頃には頭痛も治っていた










「Aさん!お疲れ様です!」










A
「お疲れ、体調は?」










「薬飲んでAさんの歌聴いたからめちゃめちゃ良くなりました!」










A
「そっか、よかったじゃん」










「送ります!」










そう言っていつものようにギターを持った










「あの、起きたらベッドいたんですけど、」










もしかしたらと思って一応聞いてみた










A
「うん、運んだ」










「あ、そうなんすね!ありがとうございます!なんかすいません迷惑かけて」










A
「別にいいけど、その感じ昨日の事覚えてないんでしょ」










「え、僕なんかしましたか?!」










A
「ん、思い出せるといいね」










Aさんはそれ以上何も教えてくれなかった










家に帰ってからもずっと思い出そうと頑張ったけど










結局何も思い出せなくていつの間にか寝ていた










次の日のリハで壱馬さんが話を聞きにきた










壱馬さんはAさんとご飯に行く事を知ってた










壱馬
「楽しかった?」










「めちゃめちゃ楽しかったです」










壱馬
「で、何があったん」










「え」










壱馬
「その顔はなんかあったんやろ?」










やっぱり壱馬さんにはバレバレで










多分、これから先も壱馬さんに隠し事は無理だと思った










「…実は」












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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2024年1月25日 10時

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