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しばらく5人で話をした










健太
「あれ、Aちゃん確か壱馬と同い年じゃない?」










A
「97年ですか?」










壱馬
「はい、そうです」










A
「じゃあ同じですね」










しばらく話しててもずっと固い2人が可愛いく見えた。










それからAさんへの質問責めは続いた










喋り始めてから10分くらい経って










健太さんの質問でAさんの顔色が変わった










健太
「そういえば、陽さん元気にしてんの?」










それを聞いて、Aさんは目を逸らして答えた










A
「どうですかね。あたしも連絡とってないから知らなくて」










そう答えたAさんはどこか悲しそうに見えた。










“陽さん” Aさんの様子を見ると










誰ですか? なんて聞けなかった










健太さんも知ってるってことは










多分バンドの元メンバーなのかなと思った。










20分くらい話して、解散することに










俺とAさんは同じ駅ってこともあって2人で帰る事になった










Aさんのギターを代わりに持って










ずっと気になってた事を聞こうか迷っている間も










Aさんは何も喋る事なく、ずっと何かを考えてる感じがした










「考え事ですか?」










A
「別に」










「聞きたい事あるんですけど、答えたくなかったら全然答えなくていいですからね!」










A
「何?」










さっきは自己解決したけど










どうしても、健太さんと話してた“陽さん”が気になった










答えてくれないかもしれないけど










Aさんの過去を知りたかった














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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2024年1月25日 10時

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