28話 大包平 ページ33
人間の女が倒れるのを阻止した
刀のままだった俺が
この女の手によりこうして戻れた
腕の中、意識を手放してる女を見つめる
刀のままだった俺にも聞こえた声
俺を触っていた手も霊力も
俺が知らない優しさだった
優しさと言うのは
こうも身に染みるものだったのか
初めて知った日になった
「大包平」
「鶯丸」
「お帰り」
「！‥ただいま」
あの女が俺を戦場へ行かせていたならば
俺は鶯丸にただいまと
言えていただろうか
あのまま、戦場へ行き《死》と隣り合わせた時、俺の《生》が奪われていたのかも知れない
そうなった時、既に時遅し
あの女が俺を封じてくれた事が
幸をそうしたとは思いたくないが
でも、似たようなものか‥
―大包平様は鶯丸様の為に
鶯丸様は大包平様の為に―
この女が、俺に教えてくれた‥
「この女の名はなんと言う？」
「桔梗だ」
「桔梗か
‥早く目覚めろ、桔梗
まだ礼を言ってないだろう」
「大包平、女に興味があるのか？」
「なに腑抜けた事を！
俺はただ礼を言いたいだけだ
興味などない」
「名を聞く辺り興味があるのだろう」
「違うと言うてるだろう、鶯丸！」
「では別に名など聞かなくても良いだろう」
「礼を言うんだ、名を知っておく必要がある」
決して興味があるとかそう言うものでは無い
礼を言う時、名を知らず言うのも
違うだろう、礼儀だろう
俺は今だ腕に抱いた女へ目を向ける
今だ開く事がない瞼
長い睫毛が影を作るとはこの事か
じっと見つめてれば
んっ‥と小さな声、徐々に開く瞼
吸い込まれそうな程の大きな瞳と
目が合えば、どこかで何かが弾む
俺は自分の胸に手を当てた
なんだ今のは‥？
「桔梗、大丈夫かい？」
『はい、また倒れてしまったのですね
すみません‥』
「何を謝る、気にするな」
『膝丸さん、ありがとうございます
‥‥‥おおおお、大包平様‥//！？
す、すみません//！』
「？あぁ、目覚めて良かった」
『は、はい‥//』
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やべぇよ、とうらぶ‥データ
引継、忘れてて‥消えたかも知れない
どん底‥。
鶴の軽装が見れなくなってしまう‥！！
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ベスくん(プロフ) - 瑠璃さん、ハマってしまいました、なんと言うことでしょう、ずっとシャンパンゴールドが頭から抜けません(笑) 本のことは知りませんでした！なにぶん、ハマったの最近なんです！ (2019年6月21日 1時) (
レス) id: fe5bc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ヒプノシスマイクハマりました?私は麻天狼派です!６月25に麻天狼とポッセ、B,BとMTCの本が発売、すでにTDDの本が発売されてます知ってたらすいません (2019年6月20日 19時) (レス) id: dab8dcba5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベスくん | 作成日時：2019年6月8日 23時
