10話 誘拐 ページ10
桶に水を汲む
何か言いたそうな顔してるな、君
俺は三日月を見た
三日月は、どう言う風の吹き回しだと
言いたいのだろう
人間嫌いな俺だ、三日月からしたら
疑いたくなるだろう
まぁ、三日月は顕現してからすぐに
あの部屋に閉じ込められたから
外の世界がどうなってたかなんて知らない
だからまだ、人間に対してまだ『憎む』感情が薄いのだろうな
「君の言いたい事はわかるさ
だが、安心してくれ
俺はあの女に手は出さない」
「お前は人間に対して憎いと言う感情があるのだろう
桔梗に危害をいつ加えんかわからん
気が抜けないのは当然だ」
「まぁ人間に対して憎い感情は強いさ
だが、俺を傷つけたのはあの女じゃない
それに全部を信用した訳じゃないが
女はそう言う人間じゃない
それに今は興味深い」
三日月にそう言い女が眠る部屋の障子を開ける
そこには女がいない代わりに
こんのすけが縄でぐるぐる巻きの口に布が縛られた状態でいた
んー！！んー！！とこちらを見てる
三日月が、桔梗はどこだ！？
どこに行ったと聞いてる！！と
近寄り聞くが話せない状態のこんのすけ
落ち着け、三日月！
俺は、布を外すから待てと言う
女一人いなくなっただけで、こうも慌てるのか？
「それであの女はどこに行ったというか
誰に連れ去られた？」
「ぷはっ
それが、私にめもわかりません！
突然、視界が暗くなり気づいたらこの状態で…
申し訳ございません！」
「なるほどな
三日月待て待て、何処に行く？」
「桔梗を攫った不届き者を探しにだ
許さぬ」
「まぁ待て待て、そう急ぐな
冷静になれ、三日月
怒りに任せて何かを見失えばそれまでだろう
君の心配もわかるが
ここは、落ち着け」
「落ち着いていられるものか
俺は行くぞ、鶴」
「はぁーだからな相手もわからんだろうが！
もうちょい相手のことをだな」
「うるさい、黙れ、鶴丸
どんな相手だろうと俺は行く」
「あ、おい！三日月！
待っててば！」
「私はこのままなのですか！？
鶴丸様ーー！！」
置いて行かれました…。
縄で縛られたままです、私…。
ーーーーーーーーーーーーーー
大包平、やっと特がつきましたー
いやー、かっこいい、大包平
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三三七拍子 - 源氏兄弟の名前のくだり、もうほんっと大好きです！ (2019年6月26日 10時) (
レス) id: fda3082ed3 (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - オリジナルフラグ外せば違反にならないから、今のうちに外してしまおう？ (2019年1月12日 16時) (レス) id: 9e58c80ee2 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう (2019年1月12日 16時) (レス) id: a2860cc4ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベスくん | 作成日時：2019年1月12日 16時
