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1話 目が覚めたら ページ1

ーあの子、ここのお家の旦那の隠し子らしいわよー
ー不倫の相手の子ってこと?ー


聞き慣れてるから、耳を塞がなくても大丈夫


ー不倫相手の子なんだって
しかも『 』と同じ家らしいよ?ー
ー人の物盗ったり『 』の事虐めてるらしい、性格悪い上に手癖悪ー





ーお前の母親、男好きで軽い女だってな
しかも誰の子が分からないんだろう?ー
ーなら、お前もそうなの?
俺たちのこと相手してくれよ、男好きー

ーあんたのせいでいい笑い者よ!!
このクソ女!!
お父さんの子でもないんだから!!ー

ー目障りよ、早く出て行きなさい
あんたの居場所はないの?
聞いてるの?ー


10歳の頃、お母さんが病で亡くなった
病弱だったお母さん、私を置いて逝ってしまった

だから、父が引き取ってくれた
大事に大事に育ててくれた

『A、お前だけは父さんが必ず守るからね、だから安心してこの家にいなさい
大好きなA、父さんに任せなさい』


ーお父さんが死んだのもあんたのせい!!
返してよ!私のお父さん!!
返せ!!人殺し!!ー

ーこの子が旦那を殺しました、早く捕まえてください!!ー


違う…!私じゃない、私何も…。
この継母が父さんを突き押してたの見えた
私じゃない!!


出てけ、でてけ、デテケ
この忌まわしき娘め
不幸しか呼ばない娘


ーA、お前にこれと『桔梗』の名をやろう
次期愛崎家の当主ーはお前だよー
ーA、大好きよー
ーA、大事な娘ー

どうして、お爺様のお母さんもお父さんも私を置いて逝ってしまうの?







「ここは…」






目が覚めれば一面の彼岸花

そして、大きな紅い鳥居

誘うように灯る燈籠

そして誘われるように歩く私の足

紅い鳥居を見上げる
この先、何があるのだろうか

この先に行けば
お爺様たちに逢えるのだろうか

意をけして鳥居を潜れば
そこは





「お屋敷…?」








そして、振り向いたらもうそこには鳥居がなく、彼岸花さえもない

曇天と古ぼけたお屋敷だけだった

2話 目が覚めたその先→



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三三七拍子 - 源氏兄弟の名前のくだり、もうほんっと大好きです! (2019年6月26日 10時) (レス) id: fda3082ed3 (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - オリジナルフラグ外せば違反にならないから、今のうちに外してしまおう? (2019年1月12日 16時) (レス) id: 9e58c80ee2 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう (2019年1月12日 16時) (レス) id: a2860cc4ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ベスくん | 作成日時:2019年1月12日 16時

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