もう1人のRevel (ページ2)

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2話ページ2

「こんにちは」

「あ、玲ちゃん、いらっしゃい」

「あれ、羽鳥さん1人ですか？」

「なに？俺だけじゃ不満なの？」

「そんな事言ってませんよ！」

いつものBARにやって来た、捜査が難航しておりRevelの皆様に協力を頼もうと思ったからだ

カウンターで静かに飲んでた羽鳥さん、その隣に失礼しますと一言言い座る、他の皆さんは‥と辺りを見渡す
桧山は仕事が少し長引いてるみたい、でも後で来るよ、そう言いながらグラスを持つ

槙さんと神楽さんは‥と聞けば、そうだねぇと微笑む

「今日は《生け花教室》だからね」

「生け花？」

「そう」

「お二人とも習ってるのですか？」

「いや、もう一人のRevelの子を迎えに行ったんだよ」

もう1人のRevel？あれでも、Revelって4人じゃ‥私がそう言えば、前はね、今は一人増えて5人なんだ、羽鳥さんの言葉にそうなんですねと頷けば、玲ちゃん、仲良くしてあげてね、いい子だから、優しい顔と声、5人目のRevelの人はきっと羽鳥さんを含め、桧山さん達にも大事にされてるんだろう

だって、その5人目の人の事を話す時、羽鳥さんの声がとても優しく思えた

どんな人かな、5人目のRevelの人
会うのがとても楽しみ

『今日の授業は以上となります、ありがとうございました』

「「「「「ありがとうございました」」」」」

花香る和室、過去のトラウマを克服する為に始めた《生け花教室》
各々、今日作った生け花を持って帰る生徒さん達

最後の生徒枠が終わり、ふぅ‥と一息つき道具を片付ける
あの、先生、少し良いですか？と私に声を掛けてきたのは、同い年の生徒さん、同い年なのにこうして《先生》と呼んでくれる

はい、どうかしましたか‥？少し心拍数がありながらも向き合う
今度の授業なんですが、その日予定が入ってしまって、振替出来ますか‥？と聞いてきた

大丈夫ですよ、ちょっと待ってくださいね、スケジュールを確認しようとした時だった‥

「Aー、迎えに来たよー」

「亜貴、まだ生徒さんがいるだろう‥」

『亜貴、慶太』

「こんにちわ‥//」

「どうも」

「A、早く行こうよ」

挨拶をしない亜貴の代わりに慶太が生徒さんへ挨拶をした
私が生けた花を持ち手を掴まれる