【リボーン】ハルに成り代わったけど、僕は相変わらず無気力だ

多分…作戦会議 ページ44

「ではでは、改めて作戦会議ですよー」

「……」

「え、無言？」

「もう、何も言いません」

「あっそ」

僕はね、君を苦しめたい訳じゃないんだ。ただ協力してほしいだけなのだよ。

これは絶対口にださない。

「僕はね、本当に病気なの。わかった？」

「はい。病気ですね」

「今すぐに治したいんだ。僕は」

「僕もそうした方がいいと思います」

「………」

僕はちょっとコイツとの会話に違和感を感じた。
だから…ちょっと確認をしてみよう。

「…僕はなんの病気なのかわかってる？」

「頭の？」

「………(ﾋﾟｷｯ」

即答しやがったよ、この子。

「違う！！」

「え、そうなんですか！！？」

オイ、真剣に驚くなよ！！
僕は心底傷ついたぞ！！

「だからね、僕は『チビチビ病』という病気なの！！」

信じないだろーなー余計。

「……聞いたことが……」

え、あ、あるの！！？

「ないですね」

「ないんかいっ！！」

ワォ、思わず関西弁になっちゃったじゃねーかコノヤロー。

「関西の方なのですか？」

「いや、従兄弟が……関西人だ」

そうそう。おまけに調子に乗るからイラッとする。
多分、あの人は関西人じゃなくてもイラッとすると思う。


「従兄弟……ですか…」

なぜか、寂しそうにうつ向いた骸。

「……僕は…『家族』を知りませんからね…」

「……」

「…この目を、手に入れる前から……ずっと一人でしたから」

「……目がどうしたの？別に関係ないじゃん」
むしろ、すごくカッコいいよ。

「！！ それは……

この目を見ても言えますか？」

骸は先程から右目を隠していた前髪を……

「……」

「どうです。醜いでしょう。」

悲しそうな右目を僕に見せた。

.

というか、コレ……作戦会議じゃないよね！！？→←作戦会議

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