溺愛するほど好きなんです。

▽俺だけ ページ24

赤side


ともが最近ずっと携帯ばっか見てる。


赤｢とも、｣


緑｢んー？｣


俺が名前を呼んでもくりくりお目目は携帯のまま。


赤｢とーも、｣


緑｢なぁに？｣


ほら。ずっとや。


赤｢なぁ、ともぉ、！｣


緑｢やから、なぁに？｣


まだまだともの視線は携帯に。


むぅぅ！！！


ムギュッ


とものモチモチほっぺを挟んで顔をこっちに向ける。


緑｢にゃ、にゃにぃ…｣


にゃ、やって、可愛い。


って！！そうやなくて！！！


赤｢なにちゃう！！さっきから携帯ばっかり何見てんねん！｣


緑｢ぁ、この人！この人なぁ！この前のドラマに出てた俳優さんやねん！！｣


赤｢……｣


緑｢かっこえぇの！！！見て、！｣


いつもは比較的大人しいとものテンションがMAXに。


なんなん。隣に俺が居んのに。


緑｢はぁ。いけめんやなぁ…｣


ｷﾞｭｯ


緑｢ゎっ、！｣


赤｢俺よりも、？俺よりもかっこええ、？｣


緑｢ぇっと、……｣


ともの肩を掴んで問い詰める。


赤｢なぁ、俺よりもそいつの方がええん？｣


緑｢だ、だぃき…、？｣


ともの目が段々潤んでくる。


緑｢だいきのほうが、かっこええよ、？｣


赤｢せやろ？やから、俺以外にかっこいいなんか言っちゃあかんやろ？｣


緑｢ご、ごめんなさぃ…｣


赤｢おん。ともは俺の大事な弟や。俺だけの。｣


緑｢ぅ、ぅん、｣


赤｢ともが俺から離れるなんてありえへんから、｣


そう言ってともにキスを落とした。

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