溺愛するほど好きなんです。

▽危険 ページ14

緑side


いつものように六時間しっかりと授業を受け、掃除を終え、下校しようというとき。


同｢なぁ、重岡の弟ー、◯◯が体育館倉庫に来てほしいって言うてたでー？？｣


大毅がトイレに行ってる間に普段あまり関わることのない同級生に話しかけられる。


緑｢わかった、ありがとぉ｣


同｢うーい、｣


そう言って帰って行った同級生。


体育館倉庫。あそこは名前の通り体育の道具がしまってある場所。だけど、今は使ってなくて古い物置に。


大毅戻ってこうへんなぁ…


緑｢まぁ、待っててもらえばええか、｣


大毅はまだトイレから戻ってきてないけど、ちょっとだけやろうからいいか、と誰にも伝えずに体育館倉庫に向かった。






ｶﾞﾗｶﾞﾗ


緑｢あのぉ…◯◯くん、…？｣


ドアを開けて中に入ると、◯◯くんとその友達であろう人、三人がいた。


ガチャ


そのうち一人が俺の後ろにまわり、倉庫の鍵を閉めた。


緑｢ぇっ、？？｣


◯◯｢ふふ、重岡の弟、ともくんやんな？俺、◯◯やねんけど、｣


緑｢あ、あの…用事って何…？｣


◯◯｢正直さー、ともくんのお兄ちゃん邪魔やったんよねぇー。こんなに可愛い弟くんにずーっと引っ付いて、｣


緑｢ぇっ、｣


◯◯｢やからさぁ、あいつのいないとき狙ってともくん呼び出してみたんよ、｣


緑｢な、なにするん…｣


スッ


いきなり◯◯くんが前から俺の頬に手を添えて近づいてくる。


◯◯｢怖いことはせぇへんよ、？ただちょっと遊んでもらおうと思って、｣


ガシッ


その瞬間両脇にいた二人に腕を捕まれ逃げられない態勢に


緑｢ゃっ、！｣ﾋﾞｸｯ


◯◯｢ともくんさぁ、お兄ちゃんともそういうことしたことあるんやろ？？｣


緑｢な、なにっ、！｣


◯◯｢こんな可愛いんやもんなぁ、色々ヤってるよなぁ？｣


緑｢わかんなっ、｣ﾁｭｯ


俺の言葉を遮ってキスしてきた◯◯くん。


◯◯｢ほら、そんな怖がんないでよ。楽しいで？？｣


緑｢ゃ、！だいき、泣｣


服に手をかけられて脱がされそうになったとき、


ガラガラッ


勢いよくドアを開けて中に入ってきたのは、

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