かみしげのいろいろ。

▽怪我 ページ38

赤side


今日は俺もともも久しぶりの休日で、いちゃいちゃしたかったんやけど、レポートを終わらせなあかんくて、急いでやってたとき。


緑｢だいき、ちょっとコンビニ行ってくるなぁ？｣


ぴょこっとドアの隙間から顔を出してそう言って出てったとも。


ともを一人で外に出すのは心配やけど、時間帯もまだ明るいし大丈夫やな、ってレポートを続ける。


少ししてレポートを完成させてリビングに行く。


赤｢ともぉ〜？？｣


姿がない。まだ帰ってきてへんのか。


ソファに腰かけたとき目に入った俺が誕生日にあげたともの財布。


赤｢あ！忘れてってるやん！｣


外に出てコンビニに向かっていると、聞きなれた声が聞こえてきた。


緑｢…だぃき……ｸﾞｽｯ｣


そこにはカッターを向けられ男に服をボロボロにされてるともがいた。


赤｢とも！！！｣


よく見ると、切りつけられたのかともの腕から、血が流れていた。


真っ先に、その男に殴りかかる。


赤｢おい！お前、誰の許可得てともに手ぇ出してんねん！！！｣


一発殴っただけで弱々しく倒れた男。


とりあえず、警察を呼んでともを家に連れて帰った。


赤｢ともっ、ごめん！！一人で行かせて…｣


真っ白で綺麗な腕に痛々しい切り傷が付いた。


緑｢だぃきッ助けに、来てくれてッありがとぉ泣｣


しっかり怪我を処置してるとそう抱きつくとも。


赤｢当たり前やんっ、ともが何処に居ても、絶対に助けに行くから、っ！！｣ｷﾞｭｯ


まだ少し震えるともを抱きしめキスを落とす。


落ち着いて座ったまま寝てしまったとも。


そんなともの頭を撫でながら、


赤｢もう、一人になんてしやんから、とも、大好きやで。｣ﾁｭｯ


本間にもうともに怖い思いをさせないと心に誓った。

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