ヤンキーと天使。

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赤side


橙｢なんやダイキ、机に花なんて置いて｣


赤｢アキトっ、うるせぇ！｣


青｢なんや、ダイキのくせに、｣



こいつらは、JWのメンバーのアキトとリュウセイ。


アキトは怪力で、メンバーの中でも力仕事で頼りになる。後は、料理も得意。


リュウセイは、このグループの情報屋。町中のことはもちろん国中の情報も彼にすれば簡単に手に入る。


要はどっちも必要不可欠な存在や。


やけど、今だけはこいつらが嫌だ。




桃｢あ！ダイキの机の上に可愛い花あるやん！もしかして…恋でもしたん？？｣


赤｢な、おまっ、！｣


青｢おー、図星やな、これは。ノゾム、ナイス。｣




キャピキャピしながら、俺の核心を突いてきたのは、このグループの姫、ノゾム。


ノゾムは、姫やけど、そこそこ強い。ただ可愛いから姫になった。




紫｢なになに？ダイキが恋したん？｣


黄｢ほぉー、詳しく聞かせてや。｣


赤｢うわ、さいっあくや…もう……。｣




悪ノリしてきたのは、ジュンタとタカヒロ。


ジュンタは、グループのブレイン担当。基本、喧嘩には参加しない。運動神経が死ぬほど悪い。でも、その頭の良さで作戦を立てるのが上手い。


タカヒロは、グループ１の俊足。アホやけど、動きが俊敏で、攻撃力はある。


これが俺たちJWのメンバー。




桃｢早く早く！ダイキの運命の相手、教えてや！｣


赤｢うるさいねんっ、お前は、｣


青｢ええから、はよ！｣




リュウセイが珍しく興奮してる。


はぁ。これは言うしかない雰囲気やん。




赤｢花屋の天使。ここの近くの。｣


桃｢あ！ノンちゃん知ってる！その花屋を一人でやってるらしくて、花に囲まれてる姿が天使なんやって！｣


橙｢ほえー、天使かぁ。ええなぁ。きっとめちゃくちゃかわええんやろなぁ。｣


青｢ちょっ、明日見に行こうや、｣


赤｢は！？お前、余計なことすんなや！｣


紫｢えー、見に行きたい〜｣




本間…。なんなんや、こいつら。人のことやと思って楽しみやがって…。

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