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桃side


神ちゃんがついさっき、しげと付き合いだしたって本人から聞いた。


こうなるんやないかって心の何処かでは分かっていたけど、辛い。


俺は、その場から逃げ出した。


校舎裏の自販機まで逃げてきた。




緑「のんちゃん、!」




はぁはぁと息を荒げて俺の腕を掴んだのは、今一番会いたくない人やった。




桃「神ちゃん…、」


緑「のんちゃん、ごめんなさいっ!」




神ちゃんがしげに恋してることなんて心の何処かでは気付いていた。


でもそれは俺の神ちゃんへの気持ちに書き消されてしげには渡したくないって思うようになっていた。


でも、今、神ちゃんはしげと付き合ってる。




桃「神ちゃん…神ちゃんは、ちょっとでも俺と居て楽しいと思った?」


緑「うん、のんちゃんと居て楽しかった!」


桃「…分かった!俺、神ちゃんとしげのこと応援するな!」


緑「のんちゃんっ、」


桃「これからも俺の一番の親友で居てくれる?」


緑「うんっ、もちろん!」




神ちゃんは、少し涙ぐんでいたけど、笑ってくれた。




桃「最後に少しだけ、抱きしめてもええ、?」


緑「ぅんっ、」




ギュッ


神ちゃんをギュッと優しく抱きしめた。




桃「そろそろ戻ろか、しげが嫉妬する」


緑「もぅのんちゃんっ、何言うてんの!」


桃「ふふ、行こ!」




体育館に戻れば、ドアの前でソワソワしてるしげが居た。




赤「神ちゃんっ!!」


緑「重岡先輩っ、」


桃「しげ、ごめん!神ちゃんのこと大事にしてな?そうやないと、俺が奪ってまうからな!」


赤「小瀧…。ありがとな。」




神ちゃんが幸せに笑うならそれでいい。


その代わりに俺は神ちゃんの一番の親友でいたい。

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はるピ(プロフ) - しおりさん» コメントありがとうございます!お待たせしてしまって申し訳ございません!もちろん…海であんなことやこんなことあります…!!たくさん更新していくので待っていてください! (2021年6月21日 23時) (レス) id: 7efa5410cf (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 更新お待ちしておりました!このシリーズ大好きです。合宿編の海で一波乱起きるんじゃないかと今からドキドキです。これからも更新楽しみにしております^^ (2021年6月21日 22時) (レス) id: 03b3f16d34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるピ | 作成日時:2021年4月25日 17時

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