ハイドアンド・シークⅡ (ページ13)

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ハイドアンド・シークページ13

「…うらたくん。」

「あ、A…！」

「たしか…ツアー？だったっけ。頑張ってね。」

「…ありがと。」

うらたくんの職業の「歌い手」。

すごく大変なんだろうなぁ…

それに、声優まで…

…わがまま。

「あのね、うらたくん。」

「ん？どうした？」

「歌ってみた、投稿しようかなって。」

「…え。」

「…聴いてくれないかな？」

「…。もちろん。」

優しい笑みで笑ってくれて。

「Aー！」

「あ、凛花ちゃん…！」

「ふふふ、新しくできたカフェ行かない？」

「行きたい…！」

「なら決定！おたくの「お嫁さん」借りてくね～」

「あ、おい…！」

ねぇ、もう一人の私。

嘘を吐きつづけなくても、ちゃんと愛されたよ。

でもね、もう一人の私には感謝してるんだ。

だって…

「どうしたのー？」

「…ううん。」

凛花ちゃんと仲よくすることも

「…あ、あとで電話するから！」

うらたくんと仲よくすることも。

…もしかしたら、できなかったかもしれないから。

【初投稿】ハイドアンド・シーク歌ってみた【凛愛】

初投稿です。
よければ見てください。

「…一番私らしい、歌…だから。」

知ってるかな。

「ハイドアンド・シーク」には、「かくれんぼ」って意味があるんだよ。

でも、私は…

「もうかくれんぼは、お終い。」

愛されることを望んで。