私の想いは一方通行、あなたからの電話も一方通行Ⅲ (ページ1)

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想い　４８ページ1

「私？私はね～、葉月朱莉！気軽にあかりって呼んでね！」

そう言ってニコニコしながら手を握ってくる朱莉ことあかり。

「よろしく…！私、立花A！Aって呼んで！」

「うん、分かった！よろしく！」

第一印象を上げるとしたら、【明るい】だと思う。

キラキラしたような感じで。

頭の上で揺れているポニーテールも元気なイメージで。

私とは真逆というか…。

「私ね、今日ここに引っ越してきたんだ～。」

そう言って、私の家の隣を指すあかり。

「…え？私の家、ここなんだ。」

「そうなの！？お隣さんと友達になれたー！やったー！」

ピョンピョンと飛ぶあかり。明るいなぁ…。

「隣の人が誰もいないから、挨拶したいのにできなかったんだよね～。あ、私の部屋はあそこの窓ついてる所だよ～。」

そう言って、あかりが指した所を見ると、そこは…

「…あ、そこ私の部屋の窓と隣だ！」

「え、そうなの！？それじゃあ、いつでも話せるね！やった～！」

そんな事を言いながらキャアキャア騒いでいたら

「「…俺/僕を置いて話すの止めて…？」」

「「あ」」

ごめん、忘れてたよ。