ゆめみるせかい。【募集企画小説版】

ゾンビを狩るとかいうとんでもない作業ゲー　ゆゆっち ページ25

「えーとさ、取り敢えず私は何をすればいいの？」
「ここのビルも安全ではありません。
　安全にしましょう」
「...つまり？」
「ゾンビを狩り、鍵屋から簡易でもいいので鍵を盗んできてください」

とんでもないこと言うな、コイツ。
まぁAIだから、人の気持ちを考えれないんだろう。

「でもさ、武器って何処にあるの？」
「...」
「何処？」
「...まだ、貴方にこの情報は開示できません」
「知らないんだな？」
「音声を認識できませんでした」
「...」

まぁ、とても下らないやり取りだよね。
流石に武器無しで戦えとは言わないでしょ。
肝心の武器ないけど。

「まぁ、作戦みたいなの立てない？」
「そうですね」

そう試作品が言ったと同時にパソコンの画面が変わった。

情報を整理しています...

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情報の整理完了。
演算に移行します。

演算の文字列をみていた。
別に何が解るってわけでもないけど。

５分位たっただろうか。
急にプリンターが印刷を始めた。

「何をしたの？」
「この建物、街の地図と作戦内容を印刷しています」

プリンターの印刷が終わったら私は紙を手に取った。
そこには言われた通り、地図と作戦内容が書かれていた。

私の命をかけた戦いが今、始まる...

ごめん、今からは始まらないわ。

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