ゆめみるせかい。【募集企画小説版】

変人とツッコミ担当と探索と　娜監 ページ24

　
てなわけで、変人探偵こと榊奏陽さんとレッツ探索なう。
え？今から始めるんだろ？そんな硬い事言わないでよお客さーん。
……ま、まあ茶番は置いといて……。


「この変人誰か止めやがれください。」
「ほう、この草木はやはり本物か。夢の中であってそうでない。現実世界と仕組みは同じか。」



この探偵やだ。他から見れば変人じゃなくて変態じゃん。
やばい。最早他人のフリしたくなってきた。
今彼女は、今僕らが見ている景色、つまり視界にあるもの全部触ってる。ヘタすればこの人地面を舐めるんではなかろうか。と思いたくない事を思ってしまう。
僕の思考回路とうとう腐ったか。いや元から腐ってる？


「───しかし、よく出来ている。和から洋までの建造物があるとは。」
「案内人さんも、うん。なんかそれらしい事言ってたけど、────マジでヴィラン達を撃退するの？」
「ふむ、いい例えだ。助手」
「いつ僕があなたの助手に！？」



この人と話すと絶対ギャグになるんだが。
内容にシリアス、ではなくコミカルトークになっちゃうんだが？
てか一々僕が突っ込む必要ある？ぶっちゃけ画面の向こうのリ〇ナーさん達に突っ込んでもらうべきでは？
ん？メタい発言しなかったか、だって？
気のせいじゃね？


「さっきから現実逃避を過ぎることをブツブツ言っているが、どうかしたか？」
「現実逃避したくなるでしょーよ！あんたの行動って意味あんの！？」
「？触らなければ解らないぞ。触覚があるのかないのか、これを把握していなければ私の職業病が働かなくなる。」
「そっちが本音だろ！！」




─────とまあ、はい。
愉快に探索たのしんでます。
主に榊さんが！！誰かこの変人探偵を止めやがれください。大事な事なので二回言いました。




　

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