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地獄じゃない? ミント ページ13

小さい頃から私は一人で生きてきた。


勿論生きていれたのは親のお陰もあるけど。


そういう意味でなく、心が孤独。


私は空想の世界にずっといた。だってこの世は私が愛せない世界だったから。


でも今は違った。一人で、



死んでいた。


まぁつまりはこの世にないような……いや、この世にないような光景が広がっていたのだ。


あっれー何でこうなってんのかな??


家に帰ってベットにダイブして寝たんだよねー。


そのまま死んだって……どんなホラーだよ。


なんかさっきっから浮きっぱなしでどう動くかも分かってないんだよね。


でもここは夢なわけない。だってそれにしてはリアルで、私は天国にでも行ったのだと思った。


でも私が行くなら、地獄だよね。


そんなことを考えているうちに後ろから肩に手を置かれた。


驚きつつ、それを騙すようにしつつ振り返る。



(マスター)、やっと見つけれた……」



そこにいたのは紛れもなく私がよく知っている人物がいた。


え、待って、(マスター)



前田「え、と〜……貴幸、だよね?」



そこにいたのは私が作ったオリキャラの藤堂貴幸がいたのだ。



藤堂「……(マスター)はオレが他の誰かに見えんの?」


前田「すいません。見えません」



目に見えてしょんぼりするからつい謝ってしまう。


やっぱり死んだんだよね?浮いてるし、体。こんなの普通の体でできてたまるか!


私は貴幸に微笑んでこう言う。



前田「ねぇ、ここってやっぱり天国?死んだことは分かるんだけどね」


藤堂「あぁ……この世界は、死んで妄想症候群(ドリームシンドローム)にかかった(マスター)みたいな人が来るところかな……。

(マスター)が何をやろうと自由で、分かってると思うけど俺たちオリキャラが生きている世界でもある。」



妄想症候群(ドリームシンドローム)って……私って病気かなにかで死んだわけ?


まぁそこは良い。だって私は死にたかったし。


っていうかオリキャラが生きるって、最高じゃないか。


現実はない。むしろここが現実なんだ。



藤堂「(マスター)はこの世界で……何を望む……?」


前田「……さぁ、何だろうね!」


藤堂「……そう……」



人に嫌われたくなくて私は自分を閉じ込めた。


拒絶が嫌で完璧な、誰にも拒絶されない仮面を被った。


またこの世界でも、誰にも恨まれず深く関わらず、拒絶されないように演じきるだけだ。

戦争の世界 正野 義希→←え…嘘でしょ?! 真波



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征我(プロフ) - あ、更新いたしました。 (2018年3月3日 21時) (レス) id: a30172f436 (このIDを非表示/違反報告)
緋憑(プロフ) - 受験勉強があって、此方に顔を出せなくなる日が多くなってしまうので、占ツクを辞めることにいたしました。ご迷惑をかける事になってしまい申し訳ないです。短い間ですが、楽しかったです。有難うございました。これからのご活動を陰ながら応援させていただきます。 (2017年12月23日 4時) (レス) id: 85ce77c5cc (このIDを非表示/違反報告)
ねるむ@よ〜みょん(プロフ) - 更新します。 (2017年12月21日 15時) (レス) id: 62caf5747e (このIDを非表示/違反報告)
風色(プロフ) - すいません報告遅れました、更新終了しました (2017年10月21日 9時) (レス) id: 873dbb509f (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 緋憑さん» そちらはどちらでも大丈夫ですよ!笑 (2017年10月21日 8時) (レス) id: 23261e3fc2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめみるせかい。の住人 x他15人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/harunaaoka1/  
作成日時:2017年8月31日 17時

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