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｢…はい｣
ゆるゆると椅子から離れドアに手をかける。
｢どうされまし……っ…！｣
｢ん？…あぁ、うちの学校の生徒か。｣
ドアを開けた先にいたのは紛れもない生徒会の面々だった。突然なことに思わず喉がヒュッと音を立てた。
｢せ、生徒会長……｣
｢知っているのか、なら話は早いな。｣
｢っえ…｣
どうしよう、ただ話しているだけなのにとても怖く感じてしまう。焦点が合わないのが分かる。真っ直ぐ見つめているはずなのにどこを見ているかわからない。
｢生徒会長のグルなんちゃらだ。｣
｢グルさん自己紹介くらいちゃんとしいや｣
｢うちの生徒なら大丈夫だろう。｣
大丈夫じゃないです。後ろからまた誰かがでてきた。赤マフラーさん…2年生…かな。
｢あぁ、忘れとった。今日は冬羽のお見舞いに来たんやけど…君は？｣
｢あ、冬羽の…｣
…なんだろう
前までなら堂々と胸を張って家族だの親友だの言えたはず。でも、冬羽をここまで追い詰めた犯人を見つけておいて何も出来なかった。
それではたして、親友だ、家族だなんて名乗っていいのだろうか。
私はそれを名乗る資格だなんて
｢…友人です｣
きっと持ち合わせていない
｢そうか、我々は彼女に少し話したいことがある｣
｢分かりました…病室の外で待っています｣
｢ありがとう、助かる。｣
会長からの礼に返事もせずに私は病室の外に出た。
｢(これで、よかったの…きっと私より)｣
"本当にいいの？？"
｢っぅえ…｣
なにか声が聞こえた気がする。
何か、思い出せそうな…何か、忘れているような。
"━━━━━━…！！"
｢…あぁ、私年とって忘れっぽくなったのかな｣
これ、私が冬羽に言った言葉だ。あそこまで夢に見といてこんな大事なところ思い出せなかったんだ。
悔しい、悔しい。
そうだ、この世で冬羽のことを1番知っているのは、愛しているのは私。それだけで十分じゃないか。
私は閉じたばかりの病室のドアに手をかけた
"別にうちらに資格もくそもないやろ！！胸張ってろや！"
私の勝手な行動やけど、怒らんといてね。
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水飴(プロフ) - hopeさん» はっっっレス遅れてしまいめっっっっちゃ申し訳ないです…ごめんち…あー！百合好き！分かります！！！これからも好きをあふれて貰えるよう（？）頑張ります！応援よろしくお願いします！！ (2020年7月20日 21時) (
レス) id: 57a2a5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
hope(プロフ) - 初コメ失礼します。ほんとに好きです。夢主ちゃんの冬羽ちゃんといたい思いが上手くメンバーに邪魔されてるのが好きです(百合好き)。ページが更新される度に好きが溢れるので、作者さんの最高を時間をかけて作り上げてくれると嬉しいです。いつまでも待ちますので！ (2019年12月23日 22時) (レス) id: a16430d277 (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - お久しぶりです〜鬱くん。ダメだよ？ (2019年11月25日 18時) (レス) id: 0f2e7dcacf (このIDを非表示/違反報告)
ちゅーいち - 初コメ失礼致します！読んでいて、とっても面白かったです！これからも更新頑張ってください！応援しております！ (2019年11月2日 14時) (レス) id: 207201b0bc (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - フラグ回収乙ですわ〜ww (2019年8月27日 8時) (レス) id: 98934c9ea5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水飴 | 作成日時：2019年7月29日 23時
