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ううん、きっと何かの間違えだ。警察学校トップのアイツがこんな所でウェイターなんてしてるはずがない。
そんなことを他所に騒がしくなっている向かい側の席に目をやるといかにもダメそうなウェイターが写った。
うん、絶対違うわ。悔しいけどあいつ出来ないことないもん。あ、イライラしてきた。
あ、伴田さんケーキ踏んじゃってる。ありゃ…勿体無い。折角の甘味なのに。
「あらら…伴田さんケーキ踏んじゃいましたね…」
切れる伴田さんをフォローするように初音さんはウェイター君に指示を出した。
「は、はい。ただいま。」
小走りで走っていったウェイター君を見届けると伴田さんはムスッと少し拗ねたような顔をしながら言い聞かせるように初音さんに言った。
「おい、あのウェイターがイケメンだからって色目使ってんじゃねぇよ…」
「あら、嫉妬してるの?」
初音さんは悪戯っ子のように笑顔を浮かべ伴田さんをおちょくった。
伴田さんは必死に否定するが焦りに焦りまくってタジタジなので説得力が皆無だ。
その様子を見かねた毛利探偵がまたも伴田さんにちょっかいをかける。伴田さんもそれに負けじと言い返す。
「えりちゃんに言い寄る男にガン飛ばしてたじゃねぇか」
へえ、毛利探偵にもそんな初々しい時期があったのね。なんか青春だなぁ…
「まったく…殿方達の独占欲には付き合ってられないわ。」
そう言って席を立つ。伴田さんは不思議そうにどうしたのかを初音さんに訊ねた。その質問に初音さんはネイルサロンに行くと答えた。
分かります。せっかくの結婚式だもんね…爪の先まで全部綺麗にして臨みたいよ。私だってさ…
伴田さんは渋々了解すると軽く初音さんを睨みつけて忠告した。初音さんはそれに挑発的に言い返す。なんという…良い夫婦ですね。
ですが…目の前であついキッスをするのはいかがなものかと思います。傷ついたわこんちくしょう。
「ねえ、蘭ちゃん」
「どうしたんですか、陽菜さん?」
「蘭ちゃんの彼氏君はさ、独占欲強い?」
「いやぁ…強かったら時々姿見せますよ」
そりゃそうですね。んな自分勝手過ぎる彼氏いないわな。失礼失礼。
前から思ってたけどコナンくんはどしてそんなに赤いのさ。
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水飴(プロフ) - クーニャンさん» なんと!!小学生でやられましたか!!私は中学からだったので…すぐ前のことですが懐かしく感じてしまいますね…!!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - misaさん» コメントありがとうございます!!合唱曲にもなってましたね(笑)私のクラスも候補にありました(笑) (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - 千さん» レス遅れて申し訳ありません!相変わらずのノロノロ更新ですがどうぞ見捨てずに見てやってください!これからもよろしくお願い致します!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 私は小学生の時に国語の朗読でやりました!懐かしいです。 (2018年6月12日 0時) (レス) id: 99bb6326e7 (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - 私も この気持ちはなんだろうってやりましたよw合唱しましたよw (2018年5月5日 21時) (レス) id: 338ac70cb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水飴 | 作成日時:2017年5月7日 20時