鈍感彼女と溺愛彼氏

☆ ページ5

「大丈夫！？」


「大丈夫…ｯ鷹岡先生！」


「ん？」


「いくら父親でも…教育でも…生徒を殴るのは駄目だと思いまｯ──────！！」









私は殴られていない方の頬を殴られた。さっきこそ耐えられたものの今度は盛大に転けてしまった









「…お前らまだわかってないようだな。『はい』以外はないんだよ」









鷹岡先生はぐっと構えて笑い出す









「文句かあるなら拳と拳で語り合おうか？そっちの方が父ちゃんは得意だぞ！！」


「やめろ鷹岡！」









烏間先生は私たちの元に駆け寄り心配そうに聞いてきた









「大丈夫か？首の筋に痛みは無いか？」


「平気です！」


「前原くんは？へ……へーきっス」









こんなの嘘









首持ってかれそうなほど痛いです









でも、言ったら迷惑だし…









鷹岡先生は手加減したて言ってるけど…









この力で？









それゴリラだよ。本物のゴリラだよ









そう言ってやりたかったけど言葉を飲み込む









また殴られたりなんてしたらたまったもんじゃないからね









というか業くんはどこに行ったんだろ…









こんな状況なのにサボっている業くんを殴りたい私は多分間違っていない

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