鈍感彼女と溺愛彼氏

☆ ページ3

こんにちは小凪です。







突然だけど今日から新しい先生が来てるみたい…









私今日遅れちゃったからわからないけど…









優しい人だといいなぁ…









「こんにちは…」

「おお！どうしたんだ？」

「病院に行ってて…」









嘘です、寝坊です









「そうか！まあ、お前も食え食え！俺ん名は鷹岡明。今日から烏間の代わりに訓練を担当するぞ！」

「あ、ありがとうございます…」









『モンチチ』のエクレア…？









なんで知ってるんだろ…









そんな呑気なことを考え、私は『モンチチ』のエクレアを頬張った









…美味しい









────────────────


お昼も終わり、午後の訓練が始まった









「さて！訓練内容の一新に伴ってE組の時間割もへんこうになった。これを皆に回してくれ」


「……？時間割？」









優しい先生だから時間割も優しいのかな…









そんな期待をした私が馬鹿だった








「なにこれ…！」








流石に皆もこれには驚いたらしく色々なところから声が上がる









「このぐらいは当然さ。理事長にも話して承諾してもらった。"地球の危機ならしょうがない"と言っていたぜ」









こんなの…あの先生の思うツボじゃん…









皆もそう思ったらしく前原くんが代表して声を荒らげた。




「ちょ、ちょっと待ってくれよ。無理だぜこんなの！！」


「ん？」





鷹岡先生は不思議そうに前原くんを見た。








「勉強の時間これだけじゃ成績落ちるよ！理事長もわかってて承諾してんだ！！」








皆が心配そうに前原くんを見つめる









「遊ぶ時間もねーし！！できるわけねーよこんなの！！」









その瞬間鷹岡先生は前原くんの前髪を掴みお腹に蹴りを入れた。






「『できない』じゃない『やる』」んだよ」







鷹岡先生は前原くんを地面に投げ捨てた。









前原くんはお腹を抑えて倒れ込んでいる









「言ったろ？俺達は『家族』で俺は『父親』だ。世の中に…父親の命令を聞かない家族がどこにいる？」









この鷹岡先生の顔を見て私たちは瞬時に察した









この先生は









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『狂っている』









ということを

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