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五話 ページ7
物語︰5
本部から一歩外に出るとそこはもう別世界。空には浮いた飛行船。ゴチャついた街、そして五月蝿い
ｻｧｧ…風が吹く音がとても心地良い。眠くなってくるようなそんな音
私達は無言で草原を歩き、草原の中央にあるくたびれた一つの墓地。そこに私の父親が眠っている。
行く途中で花屋で買った花束を取り出しソっと供える。
「お父さん…来たよ。三年ぶりだね」
いつ来ても、悲しいものは悲しい。「また…来るね」そう言って、私は手を合わせると立ち上がりアリスの手を取った。そして、振り返らずに墓地を去った
残された墓地には悲しい風が吹いた＿＿
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作者名：白色 | 作成日時：2019年7月25日 14時
