君の世界に光を【小森隼】 (ページ7)

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episode6 ページ7

Aside

隼｢Aちゃん！今日はこれをオススメします！｣

玲於｢お前、まだやってんのかよ、笑｣

そう、あれからも毎日話しかけてくる男、小森。

1つだけ変わったのは、佐野も加わったこと。

この人、喋るんだ、なんて思ったのは言わない。

隼｢これはね、俺も最近読んで、すっげぇ感動したのね。だから、読んで欲しいなーって、！｣

玲於｢この前も同じようなこと言ってたような気がするのは、気の所為か、？笑｣

A｢この前のは感動しなかった。｣

正直、ペットの話で感動するなんて、まず無いこと。

飼い主と飼い犬。そんな関係、可哀想。

リードを付けられて、自由がないみたい。

喋っても言葉は通じなくて、無視されてるみたい。

だから、そんなお話を読んだところで
感動は生まれない。

玲於｢お前って、なんかつまんなそ。｣

A｢…は？｣

玲於｢なんか、よくわかんねぇけどさ、もうちょっと前向きになってもいいと思うよ。俺は。｣

A｢……それが無理だから下向いてんの。｣

玲於｢じゃあさ、俺が前向かすから｣

隼｢またまた～。俺たちでしょ？玲於さん～笑｣

玲於｢うざっ笑｣

そんなふたりのやり取りを見ている私は

面白いと思ってるのに笑えてない。

やっぱり、明るくて楽しそうな世界は

私には向いていない気がした。