＊＊ ページ36
光が収まり、目をゆっくりと開けると、
僕達は皆Yサークルの外に出されていた。
「んん……んぉ？あれ？！」
ジンペイや皆も目を開けた様で外にいることに不思議がった。
「どうやら外に出されちゃったみたいだね。」
マタロウはYサークルを見てそう言った。
それに、何だか雲行きが急に怪しくなった。
入る時はまだ晴れていて、そんなに時間は経っていないはずなのに、
空は曇り、雷が音を響かせていた。
「収穫は威張った黄色い猫だけかぁ。」
ジンペイは後ろ頭を書きながら残念そうに言った。
「はぁ？！テメェ！！〇ろすぞ！！」
ジンペイの言葉にカチンときたゴロミが言い返した。
それにしてもゴロミ、それは言い過ぎだよ……。
「まぁまぁ、ゴロミはワンランク上何だから、強いかもしれないじゃん？」
ゴロミを落ち着かせる為にも、ジンペイを説得するようにフォローした。
でも、ゴロミの解説が正しいなら、巨大な戦力になる。
「そうだそうだ！お前、中々見どころがあるじゃないか。気に入ったよ。」
と、言ってゴロミは僕の腕の中に来た。
ゴロミを抱っこしているのだ！！僕が！！
最高にかわゆい。
「ありがとう。」
とりあえず平然を装い、ついでに頭を一撫でした。
いい感じの感触やでぇぇ……。
その一撫での感触に浸っていると
複数の足音が聞こえた。
その音に我に返り、辺りを見ると生徒が茂みから次々と出てくる。
「……？」
何事かと辺りを見回す僕達。
「何だ何だ？！」
ジンペイもキョロキョロと忙しなく見ながらそう叫んだ。
「囲まれた！」
そう。コマ君の言う通り、その茂みから出てきた生徒に僕達は囲まれていたのだ。
「…なんだぁ？」
先程まできっと寝ていたのであろうゴロミもこの状況を理解することは当然出来ない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき猫(プロフ) - 黒曜楼乱さん» ワイルドボーイ登場です！これからトワイライトセブンも始まりますが、できるだけワイルドボーイに活躍してもらう予定です！じゃれあい…まだ内容は決まってませんが、頑張ります！骨は拾っておきます笑 (2021年1月25日 6時) (
レス) id: a93230bf5d (このIDを非表示/違反報告)
黒曜楼乱(プロフ) - あ、あああ、遂に！登場！ワイルドボーイ！この日をどれだけ楽しみにしていたか…じゃれあいも楽しみにしてます。やばい、じゃれあいで尊死するわ、絶対。骨は拾ってくれ… (2021年1月25日 0時) (レス) id: 461a2e2951 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき猫(プロフ) - 黒曜楼乱さん» ジンペイはバカでアホだけど、底知れぬ優しさを持っていて欲しいです((フユは過保護過ぎる位が可愛いですね笑最推しはワイルドボーイ何ですか！ではでは、力を入れて頑張りますね！ (2021年1月18日 0時) (レス) id: a93230bf5d (このIDを非表示/違反報告)
黒曜楼乱(プロフ) - ジンペイくん優しいねぇぇ〜。ユキちゃん可愛いんだが？もうお母さんじゃん！私の最推しHEROワイルドボーイの登場も近いのでは！？楽しみにしてます〜！ (2021年1月18日 0時) (レス) id: 461a2e2951 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき猫 | 作成日時：2021年1月7日 22時
