【妖怪学園Y】重度の猫好きがYSPクラブに入ると……？3【寺刃ジンペイ】

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「でもあのUFOは……？」

コマ君が頭上のUFOを見て言った。

その言葉を聞いて僕達もUFOを見る。

「私達が戦ったのは…宇宙人？！」

敵は外見から宇宙人っぽかったけれど、

思えば宇宙人なんているかいないか、

もはや空想上の生物かと思っていた。

すると突然、見上げていたUFOから強い光が発せられた。

「お前達、そこから離れろ！！」

生徒会長の言葉は届いていたが、

対処する前に意識がぼーっとした。

「あれ、俺どうしたんだ？」

ジンペイが腑抜けた顔で誰に聞いた訳でもない質問をした。

「なんでこんなとこにいるのかな？」

コマ君が言った。

「何か変……記憶が……。」

ふぶきも記憶が曖昧で、

順番に思い出すと、どうしてもゴロミと会ったところらへんで

ノイズが発生したように思い出せない。

「えっと……Yサークルの謎を解いた所までは覚えてるんだけど……。」

マタロウもそう言った。

「てか、なんで園等先生が居るんだ？」

いるはずのない園等先生が何故……？

「確かに……。」

と、僕も同意の意を示した。

「私にも分からないのよ……。」

だが、園等先生も頭を抱え、僕達と全く同じだった。

「まぁいいか！とりあえずYサークルの謎を解いた訳だし、学園長を放牧しに行くか！」

と、またお決まりのボケをする。

きっとしようとしてしている訳じゃ無いんだろうけど。

「学園長に報告、ね！学園長を放牧して何をするんだよ……。」

マタロウがツッコミをし、ボケのオチをつける。

記憶は分からないなら気にしていてもしょうがない。

学園長に報告しなければいけないので、

僕達はYサークルを後にした。

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