【妖怪学園Y】重度の猫好きがYSPクラブに入ると……？3【寺刃ジンペイ】

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古代人……？のような分からない声の話を聞き終わると、

先程の円錐のてっぺんが黄色く光出した。

「なんだ……？！」

その光は動き出し、円錐形の根元まで降りてきたみたいだった。

だが、それは着地すると同時に光が強くなり、

思わず目を覆った。

光が収まると、何やら先程とは違う可愛い声が聞こえてきた。

「ふぁ〜〜〜…ん？あんたら何？」

その声に目を開けると……なんと、

黄色いちょうどいいぬいぐるみサイズの猫がいるではあ〜りませんか。

その猫は首輪の様なイカついものをして、

ゴーグルのようなものを目の上につけていた。

しっぽは一本で、先は三本に分かれていて、

器用にコルク銃を持っていた。

目つきは鋭いが、とても可愛い。

「お、お前こそなんだよ…。」

と、ジンペイが謎の可愛い小さい猫に聞くと、

「アタイは、妖怪ゴロミちゃんよぉ。」

そのゴロミと答えた猫は前のめりで自己紹介をした。

「妖怪……。」

と、コマ君が呟いた。

「怨霊か……？」

確かに、妖怪と怨霊似ているような存在だが……。

ゴロミは呆れたように話し始めた。

「やれやれ、なんも分かってねぇなぁ。いいか？妖怪と怨霊は似ているようで全然違う。」

と言いながら、ゴロミは何か図をしっぽで下ろした。

それには『図解 よくわかる！妖怪と怨霊 Part.1』と書かれていた。

「なんか説明始まった！！」

そんな規格外な行動にマタロウのツッコミが発動しない訳はない。

だが、そんなツッコミが無かったかのようにゴロミは話を始めた。

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