＊＊ ページ30
僕達に加えてメラ先輩も一緒にやってきた。
僕達の一年生宿舎の裏にY字の硬そうな建物があった。
その建物の周りには建物を囲むように円形に
オレンジや水色のラインが引かれていた。
「これがYサークル……。」
謎の建物、Yサークルを見てマタロウはそう漏らした。
傍から見ただけではやはりそれが何なのか
理解することは出来なかった。
「こんなもの……一体誰が造ったんだろう…？」
その建物をまじまじと距離をとって見ていたコマ君が言った。
すると、その声に返事をするかのように
背後から声がした。
「確かに謎だね。」
「ん？」
その声に反応して僕達は後ろを振り返った。
すると、そこには
「九尾君？！」
そう、コマ君が声を上げた通り、九尾先輩がいたのだ。
「園等先生について行くように言われてね。」
と、ここにやってきた理由をしゃべった九尾先輩。
＊＊＊
Noside
先程のUFO研究クラブの机なのかモニターなのか分からないものが光り、
光の図形が浮かび上がっていた。
「これは……？」
会長がその図を見ながら白衣姿の2人に聞いた。
「微小放射線投影(びしょうほうしゃせんとうえい)によって、建物内部の構造を解析しました。それにより、建物内部に作られた仕掛けの全貌が、明らかになりました。」
茶髪が何やら難しいことを言った。
微小放射線投影というのは何なのかよく分からないが、
とりあえずはUFO研究クラブが一年以上調べ続けてきた
あの謎の施設、『Yサークル』の全貌が明らかになったらしい。
「見てください。扉から七つの導線の様なものが内部に繋がっています。」
イケ顔の男がその図を指さし言った。
「何か一種の回路の様なものでしょうか？」
と、茶髪がその導線が何なのか考えを巡らせた。
「あの扉には凹みがあったな。」
会長はそう言った。
会長もどうやらYサークルがどのようなものか
見たことがあるようだ。
「はい。七つの凹みですね。」
イケ顔の男がそう言いながら、画面に
その凹みの画像を表示した。
「七つの……まさか………。」
会長は何か思い当たる節がある様なリアクションを見せた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき猫(プロフ) - 黒曜楼乱さん» ワイルドボーイ登場です！これからトワイライトセブンも始まりますが、できるだけワイルドボーイに活躍してもらう予定です！じゃれあい…まだ内容は決まってませんが、頑張ります！骨は拾っておきます笑 (2021年1月25日 6時) (
レス) id: a93230bf5d (このIDを非表示/違反報告)
黒曜楼乱(プロフ) - あ、あああ、遂に！登場！ワイルドボーイ！この日をどれだけ楽しみにしていたか…じゃれあいも楽しみにしてます。やばい、じゃれあいで尊死するわ、絶対。骨は拾ってくれ… (2021年1月25日 0時) (レス) id: 461a2e2951 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき猫(プロフ) - 黒曜楼乱さん» ジンペイはバカでアホだけど、底知れぬ優しさを持っていて欲しいです((フユは過保護過ぎる位が可愛いですね笑最推しはワイルドボーイ何ですか！ではでは、力を入れて頑張りますね！ (2021年1月18日 0時) (レス) id: a93230bf5d (このIDを非表示/違反報告)
黒曜楼乱(プロフ) - ジンペイくん優しいねぇぇ〜。ユキちゃん可愛いんだが？もうお母さんじゃん！私の最推しHEROワイルドボーイの登場も近いのでは！？楽しみにしてます〜！ (2021年1月18日 0時) (レス) id: 461a2e2951 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき猫 | 作成日時：2021年1月7日 22時
