【妖怪学園Y】重度の猫好きがYSPクラブに入ると……？3【寺刃ジンペイ】

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「では一つ目……Aの部屋は何処なんだ？」

変な話し方からいつものジンペイに戻った。

なんでそんなことを聞くのかと「えっ？」という声が漏れたが、

今回のこともあったし、不便な気もするので大人しく教える。

「ふぶきの部屋の隣だよ。」

そう僕が素直に教えると、

「マジかっ！！」

と、これまた漫画のような驚きを見せたジンペイ。

「うん。」

「じゃあ明日から迎えに行くな！」

む、迎えかぁ……。

「う、うん…………でも、寝てるかもなぁ……。」

寝ている姿を見られるのは少し恥ずかしい。

それに……結構部屋汚いかもだし……。

うーんと唸りながら悩むように言った。

「じゃあ起こしに行く！」

立ち上がり、力強く宣言したジンペイ。

「……有難いけど……寝顔見られるのかぁ……。」

僕はまた悩むように言った。すると、

「……？なんか問題あんのか？」

と、またキョトンと何がいけないのか分からないと言うジンペイ。

「……いや、だって………変な顔してるかもだし……。」

と、人差し指同士をちょんちょんとして、

僕も漫画のようにもじもじした。

「安心しろ！もう見たからな！Aの寝顔！」

腕を組み、ドヤ顔で言ったジンペイ。

ハッとして、声にならない声を叫んだ。

「〜〜〜〜っ！！」

恥ずかし過ぎてジンペイの顔を見れず、

毛布に顔を埋めた。

そうだった……保健室でも、ここまででも……

見られてたんだ……やばい、恥ずかし過ぎる………。

……変な顔じゃ無かったかな……。

「まぁまぁ、そんな変じゃなかったぜ？だから大丈夫だって！」

と、ジンペイの声が聞こえたので、

「……本当……？」

と、恐る恐る毛布から目だけを出してジンペイを見ると、

「おう！」

と、ニコリと笑うので

「…そっか……。」

と、その言葉を信じて毛布から顔を上げた。

「じゃあ、次の質問は……」

と、ジンペイから数十問と、たくさん質問をされた。

メールアドレスから好きな食べ物、好きな教科……。

幅広く質問をされた。

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