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私はサンドイッチ、剣豪くんはおにぎりを購入。
コンビニの蛍光灯に照らされた辺りの道路。
コンビニ内には客は居ない。道路も車が全く通らない。
夜も遅く田舎も相まってか、人の気配がなく、ただ寒いだけだった。
｢なぁ、｣
｢ん？どうしたの？｣
｢お主、好いている者はおるか？｣
｢え？…えぇ？！きゅ、急にどうしたの？！｣
｢実は、拙者はお主が、Aが好きだと言ったら……驚くか？｣
｢えぇぇぇぇ？！え？嘘……｣
外気温は秋の陽気で少しばかり寒いくらいだったのに、
今では真夏のように暑い。
｢驚き過ぎだ｣
彼は嬉しそうに笑いながら眉を下げた。
｢お主を困らせたようだな、すまぬ。ただ、言っておきたかったのだ。お主は剣道部マネージャーをもうすぐ辞めてしまうからな。同じクラスとて、話す機会は減るから。ただ、この気持ちに応えられなくても＿＿＿｣
｢こ、応えるよ！｣
答えを欲する様な、決心を決めたい瞳が私を捕らえる。
｢わ、私も………その……す、すすす……すきっ…ですっっ｣
ものすごく小さな声になった。
絞り出した声に私の瞼はまた閉じられていた。
恐る恐る目を開けようとした瞬間、
彼が私を抱きしめた。
紅い彼に抱きしめられる私も、きっと紅く染まっている。
｢……感謝する、応えてくれたこと。拙者は恐れていたんだ、この関係が崩れることを。しかし、拙者は我慢出来ずにいた。お主が、Aが他の誰かに奪われるのが｣
そして彼は私の肩を掴み、私達は見つめあった。
恥ずかしいけれど、嬉しさが勝っていた。
両想いという嬉しさが。
彼は優しく私のおでこに触れ、前髪を上げた。
びっくりして思わず目を瞑る。
ふと、おでこに触れた。
温かな感触と、優しいリップ音が。
｢えっ？！｣
｢これから、宜しくお頼み申す｣
｢ふふふふ不束者ですが……｣
｢くふっ、結婚みたいでござるな。気が早すぎるぞ｣
また、彼は優しく微笑んだ。
｢そ、そんなつもりじゃ！｣
｢フッ、承知している。これから審判されてゆくのだろう？｣
｢し、審判だなんて！私がされる方だよ！｣
なんて話をしながら先生の車を待った。
私はこの幸せな時間で胸がいっぱいで気づかなかったが、
背後のコンビニの店員さんの視線が鋭かったらしい。
私達はその後、無事に先生と合流して帰宅することが出来た。
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ゆき猫(プロフ) - ここさん» 閲覧頂きありがとうございます！お待ちいただけると幸いです！ (2023年2月1日 23時) (
レス) id: a93230bf5d (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆき猫さん» 見ました〜！！何回見てもドキドキします＞_＜気長に待ってます！！ (2023年2月1日 17時) (レス) id: 977f95a8e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき猫(プロフ) - ここさん» 応援ありがとうございます！番外編2も投稿してありますので良かったら！ブルームーン編も鋭意制作中ですのでもう少々お待ちください！ (2023年1月30日 17時) (レス) id: a93230bf5d (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、😖💕続き待ってます🙏🙏 (2023年1月28日 18時) (レス) id: 977f95a8e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき猫(プロフ) - 和鼠さん» ありがとうございます！お待ちしていますね！ (2023年1月2日 8時) (レス) id: a93230bf5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき猫 | 作成日時：2022年8月3日 21時
