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背に腹は変えられんってやつやな
にしても日向くんこれ自転車がだせる
スピードやないで
目の前にある日向くんの背中のわきで
景色が流れていくように過ぎていく
日「...古瀧はさ、バレー好き？」
「は？急になんやねん」
日「なんとなく！」
「まぁ...好きやで」
日「おれも！面白いよなバレー！」
そうや
おもろいんやバレーは
繋いで繋いで繋いで床に落ちるまで必死になって
みんなでボールを追いかけてやっと１点が取れる
その為に武器になるものは何だってつかう
恵まれた身長に長い手足
生まれながらにして持っているボールセンス
そして今まで培ってきた努力
せやから余計感じるんや
「...日向くんはなんでバレーやっとんの？」
「体格的に恵まれてる方やないし、他にもいろいろ
スポーツはあったやろ？」
なんでわざわざ自分から不向きなスポーツを選んだ
んやろ？って
そう言うと、ふと日向くんが下を向いた
あ、俺なんでこんなこと言うてしもたんやろか
謝ろうと口を開きかけた時日向くんが
ぽつりと呟いた
日「...俺さ小さな巨人になりたいんだ」
前を向いている日向くんの顔は分からなかったけど
声がいつになく真剣だった
小さな巨人...？
あぁ、確か昔春高バレーに烏野が出場した時の
エーススパイカーか
日「だから俺は影山とか菅さんの合わせてくれる
トスばっかりに甘えてちゃダメなんだ
色んな人が上げるボールでスパイクを
打ち抜けるようにならなきゃ」
すると急にブレーキがかかった
その反動でバランスを崩し日向くんに
突っ込んでしまった
「ぶっ！なんやねん！きゅう...」
日「俺は古瀧が
俺が言い終わる前に自転車を降りて真っ直ぐ
こっちを見て日向くんが言った
いつもそうや
日向くんの真っ直ぐな目に囚われてしまったら
もう逃げられない気がするんや
日「あ、あと学校ついたよ！」
俺はガクッと音が聞こえるくらい落胆した
今までの空気ダダ壊れやないかい
まぁええや
急がな遅刻してしまうし
「ほなまたな日向くん！ありがとさん！」
走って教室に向かおうとした時
グイッと制服の裾をひっぱられた
日「さっきの話本気だから」
またさっきの真剣な顔でそう告げる
日「じゃあまたね！古瀧！」
そういうと日向くんは急いで教室に向かった
ころころ変わる日向くんに振り回されっぱなしや
「...っなんやねん」
赤くなった顔を必死に隠して教室に急ぐ
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ohana - すごい面白いです！続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2019年6月13日 6時) (
レス) id: 8e8ba22e4c (このIDを非表示/違反報告)
めんた - 再更新待ってます！ (2018年11月2日 20時) (レス) id: ca9d716e46 (このIDを非表示/違反報告)
? ?(プロフ) - 鯉桜さん» そうなんですね(><) ご指摘ありがとうございます！たいへん助かりました！前監督という体で更新を続けていこうと思います！素晴らしいご指摘ありがとうございました（*＾＾*) (2018年8月4日 9時) (レス) id: f9a6f4ac9e (このIDを非表示/違反報告)
? ?(プロフ) - 壊れた音楽家さん» このコメントを頂いたおかげで更新しようと思い、この間1話だけ更新しました(；；) ありがとうございます！待って下さっている方のためにも頑張ります！ (2018年8月4日 9時) (レス) id: f9a6f4ac9e (このIDを非表示/違反報告)
鯉桜 - 前のことで、もしくは『前監督』としてもいいかもしれませんね。 (2018年8月4日 0時) (レス) id: 0bc8358a97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：? ? | 作成日時：2018年2月8日 21時
