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綺麗に返したボールが弾む音が
静まり返った体育館にむなしく響く
「...えーっと...」
どうしようもできひんよな...
こーゆーときはやっぱ
「ほ、ほな...」
「お邪魔しましたー！！！」
逃げるが勝ちってやつやんな
急いで体育館の出口に向かう
日「もっかい！もっかいやって！！」
なんでおいかけてくんねん！日向くん！
わざと聞こえないふりをして走り続ける
体育館の扉に手をかけようとした瞬間
急に日向くんの顔が目の前に現れた
「うわっ！」
日「ねえ、古瀧一緒にやろーよ！バレー！」
真っ直ぐ向けられた日向くんの目を何故か
直視できずについ目線を外してしまう
影「日向！A困ってんじゃねーかよ！」
日「う゛でも、俺古瀧とバレーしたいんだもん！」
肝心の俺はおきざりのまま飛雄くんと日向くんの
口論がどんどんヒートアップしていく
澤「はーい」
「とりあえず2人ともちょっと黙ってね」
澤村さんの一言でさっきまで勢いの良かった2人が
しつけられた犬の様に大人しくなった
...やっぱキャプテンさすがやわ
澤「えーっと...古瀧くんは中学の時
京都の選抜メンバーに選ばれたんだよね？」
「え？あ、はい」
不意打ちの質問につい戸惑ってしまった
澤「別に日向を擁護するわけじゃないけど、
そんな選手がうちの練習に参加してくれたら
皆のスキルアップに繋がると思うんだよね」
真剣な顔つきで話す澤村さんの言葉は
とても重たく感じた
「いやっ、せやけど自分もうバレーは...っ！」
澤「...俺は古瀧くんがなんでバレーをやめたのかも
知らないし、ましてやその理由を無理やり
聞き出すつもりもないよ」
�� ただ、
入ってくれたらきっと変わると思うのね
きみも俺たちも
だから、考えておいて欲しい ��
家のベッドに寝っ転がってさっきの澤村さんの
言葉を頭の中で繰り返す
あれから、結局その場で返事を返せないまま
「考えておきます」と一言だけ伝えて
皆にあいさつをして体育館を後にした
家に帰ってからも、何をしていても頭の中で
澤村さんの言葉が反芻する
「どないすんねん、これ...」
別にバレーがしたくないわけでも
嫌いになったわけでもない
ただ
「...目指すべきところがあらへん」
父さんが俺のバレー人生の全てやったんや
なぁ、父さん俺はどうしたらええ？
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ohana - すごい面白いです！続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2019年6月13日 6時) (
レス) id: 8e8ba22e4c (このIDを非表示/違反報告)
めんた - 再更新待ってます！ (2018年11月2日 20時) (レス) id: ca9d716e46 (このIDを非表示/違反報告)
? ?(プロフ) - 鯉桜さん» そうなんですね(><) ご指摘ありがとうございます！たいへん助かりました！前監督という体で更新を続けていこうと思います！素晴らしいご指摘ありがとうございました（*＾＾*) (2018年8月4日 9時) (レス) id: f9a6f4ac9e (このIDを非表示/違反報告)
? ?(プロフ) - 壊れた音楽家さん» このコメントを頂いたおかげで更新しようと思い、この間1話だけ更新しました(；；) ありがとうございます！待って下さっている方のためにも頑張ります！ (2018年8月4日 9時) (レス) id: f9a6f4ac9e (このIDを非表示/違反報告)
鯉桜 - 前のことで、もしくは『前監督』としてもいいかもしれませんね。 (2018年8月4日 0時) (レス) id: 0bc8358a97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：? ? | 作成日時：2018年2月8日 21時
