初心なモデルと猫被り王子【染谷勇次郎】

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ライブ終了後

ひより達と合流した

FT4がカウントダウンライブの出演と

総合司会をやることが発表され


隣のLIP×LIPはFT4に追いつくぞと

燃え上がっていた

ひよりは2人の燃え上がりように喜んでいた

ひよりと渚くんはご飯を一緒に食べるそうで

その場で解散となった


「Aは涼海から恋愛の話とか聞かなかったのかよ？」


『ん〜なんか、恋バナになるといつも陸上一筋って言われるんだよね』

「あ〜確かに言ってそうだわ」

だからホントのとこどうなのかよくわかんないんだよね

「あそこまで鈍感だと渚が可哀想すぎる」

頭に手を当てため息を着く愛蔵

「同感」

そう呆れて笑う勇次郎


『無自覚だもんね…ひより笑』


3人で渚くんの気持ちを考え

不安を少し感じていた

「あ、A俺らこの後事務所戻るけど、どうする？」

『ん〜明日から仕事再開するし帰って寝る！』

「そっか、無理しないでね」

そういう勇次郎

『勇次郎…私のせいで舞台無くなっちゃって本当にごめんなさい！』

倒れたせいでスケジュール調整やら監督の他の仕事などで

ロミオとジュリエットの舞台がなくなってしまった

申し訳なくて顔を下げたままの私を

「別にいいよ。次共演する時にその分頑張ってくれればいいよ」

クイッと私の顔をあげて

目を見つめてそう喋る勇次郎


いつも辛辣なのにこういう時に優しさを出す勇次郎

飴と鞭の使い方上手すぎない…？


それよりもじっと勇次郎に見つめられてしまうと


思いっきり顔を逸らしてしまう


誰だって好きな人に見つめられたらこうなるのは当然じゃん

『もう行きな！練習するんでしょ？？』

ほら！さっさと!!と言って


2人を事務所へ向かわせた

その後ただ広い家に帰った

『ただいま…』

そう言っても返事が帰ってくることない

そう思っていたのに


「おかえり〜」

『ただいま〜って健兄！？』

「お、おかえり…」

『アリサ先輩!!』

何故か私の家にいる2人…

「ほらやっぱ勝手に上がっちゃダメでしょ」


「えーだっていつでも来ていいって言ってるし〜」

『いつでもいいとは言ったけどなんで？？』

目を丸くしている私をよそに

軽く言い争い？？痴話喧嘩？をする2人


「いやーこんな大きい家に1人だとあれかなーって思って
目をつぶって！」

「はい」

にゃー


そう言って抱えさせられたのは

『クロ！！可愛い〜!!』

「良かった〜喜んでくれて」

「アリサちゃんがAのこと心配してたんだぞ」

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