初心なモデルと猫被り王子【染谷勇次郎】

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いよいよ入学式の日

「ねぇあの子モデルのAちゃんじゃない？」

「え、同じ高校なんだ！嬉しすぎる！」

ザワザワしてる…

認知されてるのは嬉しいが、恥ずかしい…

モデルをしているが実は人と話すのが少し苦手だ

「え、ねぇ声掛けてきなよ？」

「え、無理だよ！好きすぎるし、可愛すぎて近寄れない。」

私のこと好きでいてくれるのはホントに嬉しい！

クラス表は？っと…

あ、あった…何組だろう

4組!!知ってる子いるかな…

同じ中学の子確か誰もいなかった気がする…

？「うちの名前…あ、4組なんや」

あの子4組なんだ…

なんかひよこみたいで可愛い…

なんやって言ってたし、方言なのかな…可愛い！

あの子と仲良くなりたい

はっ！そういえば愛蔵と勇次郎どこのクラスなんだろ？

まぁいいか

教室に入るまでにザワザワと騒がれながら廊下を通った

そこまで騒がれると誰でも恥じらいくらい持つだろう

顔赤くないよね？大丈夫だよね？？

『おはよう！AAです！1年間よろしくね』

「え、マジで？！嬉しい!!」

「LIP×LIPもいてAちゃんもいるとか、私の人生神ってる！」

良かった〜反応してくれて…

みんな無反応だったらどうしようって考えてたから

そういえばさっきの子LIP×LIPもいるって言ってたよね？


愛蔵いるじゃん！最高!!

あの青い髪の人って勇次郎だよね？

制服似合ってるな〜

イケメンは何着てもイケメンだ。

勇「Aおはよう」

『おはよう！』

勇「まさか同じクラスになるなんて思ってなかったよ笑」

『私もだよ、びっくりしちゃった』

なんか何処か演じているような

まぁ私たち会うの二回目だし、ここ教室だもんね

そういえばさっきのひよこみたいな子何処だろ…

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