初心なモデルと猫被り王子【染谷勇次郎】

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私も撮影の合間に単語帳を見たりして

英語の赤点回避を目指した

そして今回こそ愛蔵に負けない！


ノンファンタジーの撮影があり

星空の中でのシーンを撮影するために夜に

丘のある森で撮影していた


スタッフさんたちの機材などのセットもあるため

ドレスを着て準備していると


LIP×LIPが現場に到着した


夜遅くであったため

勇次郎も眠そうにしていた

『やっほー2人とも』

「おー」

「お疲れ様」

「A今度のテストまた勝負しよーぜ！」

『愛蔵自信満々だね』

「A英語壊滅的だからな笑今回も勝つ」

舐められてるの悔しい…！


『私が勝ったらスイーツ奢ってもらうからね？好きなだけ』

「おう！俺が勝ったら花と雪と遊園地行かせろ！」

え、それ？

『そんなことでいいの？』

「おう！最近会えてないしな」

「何話してるの？」

「げっ勇次郎…」


『愛蔵とテスト勝負するんだ〜』

「へぇ〜」

『勝ったらスイーツ奢ってもらう！』

勇次郎が少しピクっとした


「いいね〜僕も混ぜてよ」

「こうなると思った…」

と言い頭を抱える愛蔵

『なんで？？』

「勇次郎前回のテストトップ3だぞ？」

『え゛！？それじゃあ結局私と愛蔵の勝負じゃん！？』


私の財布のお金が……

負ける訳には行かない…！

勝ったらスイーツただ！

「撮影始めまーす」

スタッフの人の声が聞こえ始まった撮影


満天の星空の中で

エスコートする2人の王子

手を引かれ星空を見上げる姫


そんなコンセプトだそうだ

目いっぱいに広がる星空と

笑顔で私の手を引く2人がとても綺麗に見えた

なんて2人には絶対言わないけど…


『そうだ皆さんに差し入れ持って来ました！マカロンです！』

「わぁ凄い！」

『手作りなので余り味の保証が出来ませんが笑』

「手作り！？凄い…女子力分けて欲しい…」

女性のスタッフの方にそう言われるととても嬉しい

「Aお菓子作り出来るんだ…」

勇次郎がそう呟いた

『失礼な！？私いつも何かしら料理してるから！』

「マカロンとかもすげーけど前カフレ？だっけ作ってたよな」

『カヌレね笑』

「へぇ〜、んっ美味し…」

勇次郎がそう言う

良かった〜！

「うん美味し」

愛蔵も



てか勇次郎ちょっと口角上がってた

なんか可愛い…

カメラさんがその様子を撮っていた


後で見せてもらおう

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