検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:267,633 hit

校長室√ ページ10

『校長室から行こう』


善「校長室って確か秘密部屋があるとか無いとか…」


『そうなの、だからそれを確かめに行くよ!!』


炭「本当にあるんですかね…」


怖くないように小声で雑談しながら足を進めること3分。校長室に辿り着いた。


『よーし、パパっと終わらせちゃおう』


炭「え、ちょ、何してるんですか」


『今日の為に探しておいたの、隠し扉。』


何を隠そう私は問題児なのだ。素行不良という訳では無いが何かと呼び出される事が多い。因みに今日も呼び出された。


『ほら、善逸君も早く入って』


善「えっ炭治郎えっ、早くない?!」


いつの間に、なんて一人慌てる善逸君。可愛らしいが今は構ってる暇はない為スルーし急かす。


『よし、揃ったね。私こっち探すから炭治郎君は床、善逸君は本棚の方ね』


そこまで広くは無いが分担して探す。


炭「こっちは無さそうですよ」


善「こっちも、何にもありません」


『うーん、やっぱりただの噂だったのかな?』


「他に思い当たる事は?」


『そうだなぁ、あの置物の下、とか…』


ふと、前を見上げるが二人とも顔を真っ青にさせている。
私が答えたのは誰の質問だったのだろう。


「悪い子達だ、教育的指導(お仕置き)をしなくてはね」


『「「ぎゃああああああああ」」』


その日は理科室にも行かずに三人とも慌てて帰った。後日改めて三人仲良く呼び出されたが特にお咎めなしだった。優しい校長先生で良かった。


然しあの校長、何処から現れたのだろうか。あの時確かにドアは閉まっていたし隠し扉も子供しか通れないはずだ。


「それにしても、あの子達は運が良い。世の中には知らなくて良いことだってあるんだよ。」


見知らぬ部屋で、一人呟く校長の存在など、誰も知らない。

理科室√→←ななふしぎ 【オチ無し】美桜様リクエスト



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (192 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
270人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

坂口(プロフ) - あの、玄弥さんをいれてくれませんか。 (2020年6月12日 22時) (レス) id: 00b7ed554e (このIDを非表示/違反報告)
椿 - リクエストです!甘々な緑壱が見たいです! (2019年10月26日 0時) (レス) id: 9094ec668b (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - みしろさん» みしろさんのTwitterの絵変わったんですね。呟きも再開したんですね。時々見ていました。忙しいけれど甘味処弐と他の作品自分のペースでやって下さい。 (2019年7月28日 21時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
ピザ - ありがとうございます! (2019年7月21日 20時) (レス) id: e3709cb648 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ(プロフ) - ピザさん» リクエストありがとうございます!亀更新のため待たせてしまいますが、ぜひ書かせて頂きます!! (2019年7月20日 11時) (レス) id: 509e58e731 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みしろ | 作成日時:2018年7月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。