【鬼滅の刃】甘 味 処 。弐

お酒は大人になってから 【柱中心】 弓乃様リクエスト ページ30

私達は今、柱の皆で温泉に来ている。お館様が身体を休める様にと仰ったらしい。当然、部屋自体は男女別なのだが夕餉はどうせなら同じ部屋でと、全員集合している。


宇「おいお前も飲めよ!!」


時「いや、僕は…うわっ、」


宇髄さんはもう酔っているのか時透君に無理矢理飲ませている。


煉「夏も飲まないか!ほら、これなんてどうだ?!」


伊「夏はこっちの方が好みだろう、飲みやすいからな」


私もお酒は得意では無いし、同じ柱とはいえ彼等は先輩なのだが、今夜は無礼講だ。飲むしかない。


不「おいおい、そんなに飲んで大丈夫かァ？」


『ふふ、うふふ、なァに言ってるんですかぁ!!大丈夫に決まってますよ〜』


飲み始めて暫くした頃、何だか楽しくなってきた。身体がふわふわし、思考もハッキリしていないが今なら何でも出来そう。


『ほらほらぁ、宇髄さんも無一郎君ばっかり構ってないでこっち来てくださいよ〜!!』


次第に他の人たちも酔い始めたのか距離が近かったり、セクハラ紛いの事をされるがどうでも良くてつい飲み続けていた


胡「ちょっと、いい加減に…!!」


男性陣のセクハラがヒートアップしてきた頃しのぶさんが止めようとするも、冨岡さんに止められてしまう


冨「止めるな、折角夏が乱れているのに」


全く気配は感じなかったがこの人も飲んでいたのか。止める気が無いどころかセクハラを推奨するとは


胡「離して下さい…!!夏、いますぐ」


『きゃっ、ちょ、蜜璃さんやめ…っ』


甘「うふふ、殿方より私とイイコトしましょう…ね？」


あろう事か女である蜜璃さんまで私に襲い掛かってくる。男性陣はいつの間にか蹴散らされていたがこれは彼女がしたのだろうか。いや今はそんな事よりも身の安全の確保が先だ


『あ、あの、落ち着いて…!!』


現状を打破する為にはあの人に頼むしかない。

助けて無一郎君…!!

助けて炭治郎達…!!

助けてカナヲちゃん…!!

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