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続き ページ3

それから1週間、何の進展もなく日にちだけが過ぎていく。依然として夏の行方は分からないままだったが


煉「朗報だ!夏が見つかったぞ!!」


煉獄の声に一同歓喜する。初めてではないか、こんなにも柱が一致団結しているのは。


時「…大変だった」


それもそのはず。彼女は柱の中の誰よりも隠れるのが上手い、元忍びの宇髄も絶賛する程だ。


冨「…夏は、」


時「原因もわかったし、見つからなかった理由もわかったけど」


こればっかりは二人の問題だ。そう言い残し時透はその場を去った。


煉「むっ、行ってしまったな…」


時透にしては良くやってくれた。あんなに面倒くさそうにしていたのだが彼女の事になると真っ先に自分が探すと名乗り出てくれた。本来ならば俺が探さねばいけないのだが。


不「兎に角、テメェらはちゃんと話し合いやがれ!!夏泣かせんじゃねェ!!!」


伊「これだからお前には任せられないんだ」


場所を教えて貰い急いで向かう。もうひと月以上も避けられ続けたのだ。


冨「見つけたぞ、」


『…どうしたんですか、そんなに慌てて』


目も合わせて貰えない。自分は一体どんな過ちを犯したのだ


冨「ちゃんと話がしたい、頼む」


『…そうですね。』


連れてこられたのは、初めて会話をした浜辺だった


『で、何を話すんです』


疑問符すら付かない。そこまで嫌なのだろうか。


冨「どうして避けるんだ、理由が知りたい。何度も考えたが分からなかった」


『それ、本気で仰ってるんですか』


淡々と話し始める彼女は、微かに肩が震えている。嫉妬して、嫌われたのでは無いかと一人で考え怖かったのだと、彼女は言う。


『…だから、義勇さんは…っ、』


冨「俺が愛しているのはお前だけだ」


『なら、私の名前、知ってます…?』


冨「夏、だろう。勿論知っている」


『じゃあどうして…!!』


冨「名前で呼ぶのが、恥ずかしかった」


『…は、』


冨「それと赤面してたのは胡蝶がお前とはどうだとか、聞いてきたから、それで」


『…なら、最初から勘違いだったの…?』


気が抜けた様に笑うが、やはり彼女には笑顔が似合う。


冨「すまなかった。もう悲しませたりしない、だから帰ってきてくれ…っ、」


勿論、と満面の笑みで手を取るがふと視線を後ろに向けると


『もう、コソコソしないでくださいね』


そう告げ、隠れて見ているであろう柱に向かって ありがとう と言うと俺の手を引き走り出す。

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坂口(プロフ) - あの、玄弥さんをいれてくれませんか。 (2020年6月12日 22時) (レス) id: 00b7ed554e (このIDを非表示/違反報告)
椿 - リクエストです!甘々な緑壱が見たいです! (2019年10月26日 0時) (レス) id: 9094ec668b (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - みしろさん» みしろさんのTwitterの絵変わったんですね。呟きも再開したんですね。時々見ていました。忙しいけれど甘味処弐と他の作品自分のペースでやって下さい。 (2019年7月28日 21時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
ピザ - ありがとうございます! (2019年7月21日 20時) (レス) id: e3709cb648 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ(プロフ) - ピザさん» リクエストありがとうございます!亀更新のため待たせてしまいますが、ぜひ書かせて頂きます!! (2019年7月20日 11時) (レス) id: 509e58e731 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みしろ | 作成日時:2018年7月5日 23時

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