続き ページ17
『あの、冨岡さんこれ…』
綺麗にした羽織を彼に渡すと快く受け取ってくれた。
冨「すまないな」
『いえ…あの、私はこれで…』
胡「もう帰ってしまうんですか？」
『はい、明日に備えますので』
明日から、音柱の宇髄天元さん達と合同任務が入ってるからと言い訳しその場を抜け出す
本当は明後日からだが。
『…あの二人、仲いいよね』
何かと構ってくる彼に惹かれ始めていたが望みはないだろう。
伝えなくても良い、彼が幸せならそれで良い。
私には彼の隣に並ぶ権利は無いのだから。
翌日、退屈だった為町へ行くと仲睦まじく並ぶ二人が目に入った。
絵になる、何て思いつつその場を去るがやはり苦しかった。バレないよう家へ帰り気を紛らわせようと修行をして過ごしていたが誰かが訪ねて来た。
『冨岡さん…どうしたんですか？』
冨「…大丈夫か」
いや貴方の方が大丈夫か。突然家へ来たかと思えばなんだこの人は。
『え、何がですか』
任務の心配だろうか。柱が出向く程の物だ、確かに厳しいかもしれないが。
だが返ってきた答えは予想の斜め上を行く回答だった
冨「いや、昨日から暗い表情をしていただろう、何かあったのかと…」
『…何でもないですよ、大丈夫ですから』
微笑み返す事しか出来ず、それでも心配する彼を無理矢理追い出した。
どうして、そういう事には敏感なんだろうか。正直余り期待させないで欲しい。勘違いしてしまいそうになる。
そして花街での任務が始まった。竈門君と我妻君、それから嘴平君は変装し潜入捜査だが私と宇髄さんは外からの見張りだ。
相手は上弦の鬼かもしれない。集中しなくてはと思いつつ頭に浮かぶのは彼のことだった。
宇「夏って冨岡の事好きなのか」
『…何言ってるんですかこんな時に』
宇「いや、前は一匹狼気取ってた癖に最近やたら絡み増えたなぁって」
『あっちが勝手に…』
宇「嘘つくんじゃねぇ、気付いてねぇの本人くらいだからな？」
『はっ…？！』
日中、宇髄さんとはこういった会話しかしない。雑談だが、彼は色々助言をくれる。ド派手な助言だが、何だか彼の話を聞くのは楽しかった。
宇「この任務が終われば俺は引退する、だからお前は彼奴に想いを伝えろ」
それが、最期の会話だった
炭「夏さん、夏さんしっかりしてください…!!」
善「嫌ですよ、ﾀﾋぬなんてダメですからね?!」
嘴「おい、まだ俺と勝負してねぇだろうが!!!」
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坂口(プロフ) - あの、玄弥さんをいれてくれませんか。 (2020年6月12日 22時) (
レス) id: 00b7ed554e (このIDを非表示/違反報告)
椿 - リクエストです！甘々な緑壱が見たいです！ (2019年10月26日 0時) (レス) id: 9094ec668b (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - みしろさん» みしろさんのTwitterの絵変わったんですね。呟きも再開したんですね。時々見ていました。忙しいけれど甘味処弐と他の作品自分のペースでやって下さい。 (2019年7月28日 21時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
ピザ - ありがとうございます！ (2019年7月21日 20時) (レス) id: e3709cb648 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ(プロフ) - ピザさん» リクエストありがとうございます！亀更新のため待たせてしまいますが、ぜひ書かせて頂きます!! (2019年7月20日 11時) (レス) id: 509e58e731 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みしろ | 作成日時：2018年7月5日 23時
