理科室√ ページ11
『理科室に行こう』
炭「理科室って確か伊黒先生の…」
『そうそう、丑三つ時に理科室で怪しい事してる〜っていう噂』
善「あやふやですね、まぁ、確かにどれも内容が違うから仕方ないけど」
聞く度に変わる為内容のせいで誰も真相を知らないのだ。此処は私が確かめなくては。
『今日で秘密が分かるかもしれないし、気にしなくていいんじゃない？』
然し二人とも怖いのだろう、私にピッタリと張り付いて離れてくれない。正直暑苦しい。
『ええい、鬱陶しい』
失礼だが、本当に暑苦しい。今夜は熱帯夜だ。野郎二人に囲まれると尚更暑苦しい。
『ああもう…』
離れる気は無いのだろう、そのまま半ば引きずる形で二人を連れていく。おかけでいい感じの時間に理科室に辿り着く事が出来た。
噂通りならば伊黒先生がいるはずだが
『…？あれ、誰もいない』
中に入るが誰もいないどころか気配すら感じない。
善「やっぱり皆帰ってますって〜、こんな時間に学校なんて先生達も流石に…」
炭「…？」
善逸君の言う通り流石に先生達も帰ってしまっているだろうと思うが何やら炭治郎君の様子が可笑しい
『炭治郎君、大丈夫？』
炭「二人とも、早く出ましょう」
嫌な"匂い"がする。と私達の手を引き急に歩き出したが
善「あれ、ドア開かない…」
いつの間にかドアが閉まり、鍵まで掛かっていたのだ。全く音はしなかったし、気配も無かった筈だ
とりあえずスマホを取り出し明かりを灯し二人の安全を確認する。
『大丈夫？二人とも』
善「大丈夫です」
炭「大丈夫ですけど、ドアが…」
「近頃、深夜の学校に不法侵入する
四人目の声が聞こえた直後、スマホを落としてしまう。
『あはは、いや、これはその…』
「言い訳があるなら言ってみろ、さもなくば…」
実験用のメスらしき物を片手に私達を脅す伊黒先生の白衣は真っ黒だった。実験でもして焦げてしまったのだろうか。
『「「すいませんでしたああああああああぁぁぁ」」』
恐ろしくてその日は三人とも家に逃げ帰った。あの日の疑問を解決しようと後日三人で集まった
暗闇で黒く見えたあれは実は血では無かったのだろうか。匂いといい、同じ様な色のメスといい。恐ろしくなり考えるのをやめたが、確かにあれは…
その後二度と口にしない事が暗黙の了解となり真相は闇に葬られたままとなった。
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坂口(プロフ) - あの、玄弥さんをいれてくれませんか。 (2020年6月12日 22時) (
レス) id: 00b7ed554e (このIDを非表示/違反報告)
椿 - リクエストです！甘々な緑壱が見たいです！ (2019年10月26日 0時) (レス) id: 9094ec668b (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - みしろさん» みしろさんのTwitterの絵変わったんですね。呟きも再開したんですね。時々見ていました。忙しいけれど甘味処弐と他の作品自分のペースでやって下さい。 (2019年7月28日 21時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
ピザ - ありがとうございます！ (2019年7月21日 20時) (レス) id: e3709cb648 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ(プロフ) - ピザさん» リクエストありがとうございます！亀更新のため待たせてしまいますが、ぜひ書かせて頂きます!! (2019年7月20日 11時) (レス) id: 509e58e731 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みしろ | 作成日時：2018年7月5日 23時
