【鬼滅の刃】 無表情少女

感情16 ページ18

鋼「チッ…十六夜朧、次はお前の刀だ」


『あ、はい』


私の刀は身の丈程の大きさの大太刀だった。
どんな色に変わるのだろう。そう思い刀を引き抜く。
徐々に色は変わっていくが、炭治郎とは違い、青系統の色だった


鋼「何なんだお前らはーーーーッ揃いも揃って!!!」


『えっ、私達が悪いんですか…よく見てください、よく見ると海みたいに綺麗な蒼ですよ』


鋼「知るか!!!もう知らん!!」


炭「えぇ…」


日輪刀は持ち主によって色が変わりそれぞれの色ごとに特性がある。しかし黒い刃になる者は数が少なすぎて詳細が分からない。分からなすぎて出世できない剣士は黒い刃なのだと言われている。朧に至っては確かに青みがかっているが、鋼鐵塚や鱗滝が知る青い刀よりも蒼すぎる。数々の疑問を残すが、朧が出したのだ。

ぽかぽかと鋼鐵塚さんに叩かれるが急に鎹鴉が喋り出した


「カァァ、竈門炭治郎、十六夜朧北西ノ町へェ向カェェ!!鬼狩リトシテノォ最初ノ仕事デアル」


それは初仕事の内容を伝えるものだった。それにしても連絡用とは聞いていたがこんなにもハッキリと人語を話すのか


「少女ガ消エテイルゥ」


心してかかれ、等余計なお世話だと思っていたがどうやら初仕事はそんなに穏やかなものでは無いらしい。


「毎夜毎夜、少女ガ、少女ガ消エテイル!!!」


支給された隊服に身を包み、強度の上がった禰豆子の箱を背負う炭治郎と共に初仕事へ赴く
鱗滝さんの話によれば禰豆子は人の血肉を喰らう代わりに眠ることで体力を回復しているのかもしれない、そう言われて少しほっとする。


町へ向かうと前方よりフラフラとした顔色の悪い男性が歩いてくる。気になった時町の人の話し声が聞こえてくる


「ほら、和巳さんよ。可哀想に、やつれて…」


「一緒にいた時に里子ちゃんが攫われたから」


「毎晩毎晩気味が悪い」


夜がくるとまた若い娘が攫われる、そう聞いた瞬間炭治郎と共に先程の男性を追う


炭「和巳さん!!!」


『ちょっとお話を聞きたいのですが』


近くで見ると本当に酷いやつれ方をしている。もうずっと、里子さんを探し続けて眠っていないのだろう。
和巳さんの案内で、里子さんの消えた場所へ連れていってもらう事にした

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