(Fischer'sのお話) (ページ5)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:9,016 hit

(マ)視線④ ページ5

「……ん、…！」

いきなり訪れた唇に灯る熱に、驚き、目を開けた。

「えっ、え、？」

目の前には口角を上げて笑うマサイくん。未だに指は頬に添えられたまま。

「…俺、Aさんのこと好きだわ。彼氏いないんだったら、俺と付き合ってください。」
「…か、彼氏はいないけど…、いや、うん、いないけども、」
「……ダメ？」
「だっ…めじゃない、です、(か、可愛い…！)」
「Aさん、」
「きゃ、…っ、」

告白を了承したら、思いっきり抱き締められて、そしてまたキスされた。流されて付き合うことになったような気もするけど、なんか、マサイくんのハグは安心するし、キスも嫌じゃない。むしろ好きかも。

シルクに久々に会いに来たら、マサイくんという彼氏ができました。

シ「いや、チャンチャンって流れじゃねえだろーが。」
「し、シルク！ …見てた…？」
シ「見てたわ、てか、見えるわ！」
マ「減るもんじゃないから別にいいけどな。」
シ「マサイ、もうちょっと羞恥心持ってくれ。見てるこっちが恥ずかしいわ。」
マ「えー、そう？、Aさん。」
「へっ？あ、ちょ、……っ、んむ、」

シルクが見てるのに、その目の前で割と深めなやつを頂戴しました。

…マサイくんってキス魔なの？

«おしまい»
収拾つかなくなりました。