救世主 ページ5
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ー11月のある土曜日。
Aは机に向かって苦手な数学と格闘していた。
デビューしたアイドルとはいえ、まだ現役高校生
であるのが実態。
週明けに大事な小テストが控えていた。
珍しく日曜日がoffで出かけたい気持ちもあるの
だが、前回の中間の結果が良くなかったので
そうも行かない状況だった。
「はぁ〜もう全然わからない、、
なんだよ!等比数列ってさぁぁ(泣)」
もう完全に集中も出来ず、嘆いてた。
そんな所にインターホンが。
ーピンポーーン
もう22時半。こんな時間に来客?と思い、
恐る恐るインターホンの所に行くと、
そこには廉の姿。
急いでドアを開けて、
「どうしたの??廉!!」
廉
「夜遅くにごめんな?
急なんやけど、今日泊めてくれへん?」
「え、、いいけど、A週明けテストだから
それやらなきゃいけないんだよね…
それでもよかったら、、」
廉
「那須くんに言われてん。
Aに勉強教えてあげてくださいって笑」
「え??那須が??」
廉
「せやねん笑笑
今日大学の授業が遅くて休憩時間に携帯見たら
那須くんから連絡入ってて笑
Aのこと、心配やったんとちゃう?」
「まじかぁ〜
今度お礼しなくちゃ、、!!」
廉
「っていうことやから、これから頑張ろ?」
「廉、、ほんとありがとう!!」
廉
「素直でよろしい!」
そう言って頭をポンポンした廉。
それに抵抗することなく受け入れるAは
珍しい。よほど追い詰められていたのだろう。
廉
「これは、この公式に当てはめればええねん。
当てはめる公式間違っちゃってただけやから
安心し??」
「そっか!こっちだったのか!!
これなら解けるね!!」
廉
「大丈夫。絶対Aならいい点数取れるから。」
「ありがとう!頑張るね!!」
ーそして試験本番。
Aは廉と特訓した成果を存分に発揮する
ことができ、なんと満点を取ることができた。
しかも、クラスで1人だけだったという。
A小テストのこと、気にかけてくれてありがとうね!那須と廉のおかげで私満点だったよ!!
那須いいえ〜!え、満点!?まじか!おめでとう!!廉くんにもちゃんとお礼するんだよ〜?
「廉、ほんとありがとうね?」
廉
「いいえ!Aは出来る子なんだから頑張りや!」
また一段と絆が深まった出来事であった。
ー the end
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美紀 - 美紀でもいいし美紀ちゃんでもいいから好きに呼んで今日紅白だよ (2018年12月31日 8時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - あいさん» リクエストありがとうございます!まだちゃんと見れてないので内容を把握次第書かせていただきます!! (2018年11月20日 23時) (レス) id: 7bacaccc43 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 胸キュンスカッとの平野くんのお願いします! (2018年11月12日 21時) (レス) id: 3b78c4ccb5 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 美紀さん» あ!りょうかいです!タメでいくね!コメントしてくれてうれしいよ! (2018年11月11日 22時) (レス) id: a1833144ba (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんタメにしてくれたらめっちゃうれしい (2018年11月10日 8時) (レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わかめ | 作成日時:2018年10月30日 17時