第６部 祝福の誕生 ページ30
修也「じゃあ行ってくる。」
夕香「行ってきます。」
2人を私は玄関まで見送った。
A「行ってらっしゃい。」
私はそう言って2人を見送った。
私は洗濯をし、家の中を軽く掃除機をかけていた。
ｷｯﾁﾝをかけ終わり、ﾘﾋﾞﾝｸﾞに移動してきた時だった。
A「あっ、これ・・・」
私が手に取ったのは兄さんの着替えだった。
今朝、これをｴﾅﾒﾙ入れようとしたところで私が「朝ご飯だ」とかけたから、ここに置きっぱなしにしてしまったのだろう。
申し訳ないことをしたなと私は今更思った。
だからと言えど、私がこれを試合会場まで持って行くわけにはいかない。
他の学校なら近くの駅まで行き、届けることも出来たが、今日は確か雷門高校でやると言っていた。
私が行けば夏美さんの努力が全て水の泡と消える。
A「どうすれば・・・っ!!」
少し、お腹が痛んだ。
だがそんなに強烈な痛みではない。
私はﾘﾋﾞﾝｸﾞのｿﾌｧに座った。
そして、兄さんの着替えを持って思案する。
悩み初めて約30分。
時刻は既に12時30分を指していた。
思案したがいい方法が浮かばない。
春奈に電話して取りに来て貰うという事も出来るが、彼女はﾏﾈｰｼﾞｬｰだ。
そんなことをすれば迷惑だろう。
だが他に方法も浮かばないのでとりあえず春奈の携帯に電話をかけることにした。
今はお昼時だから出るはずだ。
数回ｺｰﾙ音がした後春奈が出た。
春奈「もしもし、A?」
A「もしもし、春奈?」
私は用件を告げた。
春奈「分かった。取りに行くよ。」
A「えっ、でも・・・」
春奈「だって自転車とばせば往復20分くらいでしょ。それに豪炎寺さんに風邪でも引かれたら困るもん。木野先輩にもok貰ったし。選手の体調管理を助けるのもﾏﾈｰｼﾞｬｰの仕事ですから」
電話の向こうで春奈が誇らしげな顔をするのが目に浮かぶ。
A「ごめん、じゃあお願い」
春奈「Aが謝る事じゃないよ。じゃあ今から行くね」
そう言うと春奈は電話を切った。
私も携帯を閉じる。
ｽﾞｷｯ
A「っ!!」
また、お腹が痛み始める。
さっき一旦ひいたはずだったが
何か悪いものでも食べたのか・・・
それか
もしそうなら、誰にも連絡は出来ない。
練習試合の兄さんも、練習中の夕香も、仕事中の父さんも
邪魔するわけにはいかない。
ラッキーアイテム
革ベルト
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お砂糖(プロフ) - 続編楽しみです!!主人公に頑張ってほしいです＞＜ (2012年3月10日 22時) (
レス) id: 0e8350f1dc (このIDを非表示/違反報告)
黒川リク(プロフ) - 続編すっごく楽しみです！！応援してます (2012年3月9日 7時) (レス) id: b5c87b3012 (このIDを非表示/違反報告)
美闇(プロフ) - さすが！はるみん！！頑張ってね！＾―＾ノシ (2012年3月8日 23時) (レス) id: b6123c239f (このIDを非表示/違反報告)
風丸 マナミ(プロフ) - 主人公……。精神的な苦痛に…(泣)主人公の支えになりたい(ノ△Ｔ)春奈と夏美と豪炎寺が居て良かったです///鬼道…何やってるのよ…。更新頑張って下さい(o・v・o)ﾉｼ (2012年3月8日 0時) (携帯から) (レス) id: 9216772dfd (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - 主人公ちゃん頑張っって！更新応援してます＾＾ (2012年3月7日 0時) (レス) id: 75c6118bbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるみん | 作成日時：2011年7月21日 21時
