第18話 ページ20
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ル「はぁ〜アイツ同じところかー」
貴「ルイ、仲良くしてよね?」
ル「へいへい」
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フィ「良いの取られちゃいましたねー」
ヤ「ま、しゃーねーな。まぁでも良いさ。こっちにはフローラがいる」
フィ『ヤミさんホントにあの子のこと好きだなぁ』
いつもは浮かべないようなヤミの笑みを横目で見ながら若干引きながらそう思うフィンラルであった。
「次、165番」
フィ「あ、次アイツか」
フィンラルの見つめる先には、アスタがいた。
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.
ア『ユノにだけ、先を進ませる訳にはいかん!』
ア「お願いしまーす!!」
貴『アナタの身体能力は確かに凄かった。でも……』
フローラは意気込んで叫ぶアスタの方を見て、少し残念そうに見つめていた。
「希望者は挙手を」
ア『どこの団でもいい。誰か手挙げてくれーー!!』
そんなアスタの願いは虚しく
「165番、挙手なし」
貴『それだけじゃ足りないの』
アスタの顔は絶望に染まり、立ち尽くしていた。
ア「そ、そんな……」
「ほらほらとっとと下がれ!」
「次オレの番なんだから」
ア「まだだ…まだ」
「見苦しいぞ!」
アスタを見下し、嘲笑う他の受験生たち。
ア『そんな…オレは……オレは……!』
アスタは悔しさのあまり、己の手を爪が食い込むほど握りしめていた。
貴「……うるさい」
決して大きくはないその声は、一瞬でその場を静かにさせた。
ル「おい、フローラ」
貴「アナタ、大人しく自分の番を待つことも出来ないの?」
フローラは先程のアスタに文句を言っていた1人に冷たい声で言った。
「えっあの……えっ?」
貴「アナタたちは何様なの?そうやって最果ての村の者だからとバカにして、自分も同じようになるかもしれないのに」
貴「それでも笑えるということは、よっぽど自分に自信があるんでしょうね?皆さん」
フローラの剣幕に驚いた受験生たちは顔が青白くなり、声も出せない状態だった。
貴「下を向くんじゃなくて、ちゃんと前を見て」
そしてアスタの方に目を向けたフローラは、微笑みながら声をかけた。
ア「え?」
貴「大丈夫だから」
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フローラ(プロフ) - イナイレ大好き人間さんありがとうございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2019年7月30日 20時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - 面白いです!!天使ちゃんメーカーっていうのがあるんですか?凄いですね!めちゃめちゃ可愛いです!応援してます。更新頑張ってください! (2019年7月30日 19時) (レス) id: ab82cf2aec (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - ありがとうございます!!!どんどん更新していきたいと思っていますので、皆様お待ち下さい! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 手書きのイラストじゃなくても凄く可愛くて綺麗ですよ。(*^O^*) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - そうなんですね、、、それなら保存出来るかどうか分からないですけどやってみます。 (2019年7月20日 2時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フローラ | 作成日時:2019年7月18日 18時